突然始まった子猫6匹の保護活動。

 母も祖母も子猫と暮らすのは50年ぶりくらいのことらしく、慣れないことが多くて「可愛らしいのもあるけど、ご飯食べよるかどうかやウンチしとるかどうかが気になって心配でたまらん。子猫たちが来てから寝不足なんよ」と連絡が来ていて、私も姉も心配していました。

 しかし、保護してから1カ月くらい経った頃にハートフルなお客さんが。

 子猫たちによく似たがっしりとした父猫!

 来る日も来る日も、そっと様子を見に来る父猫に、実家の祖母も母も胸きゅん。

「猫いうて気ままなところがあるかと思っとんやけど、ホントに子ども思いなんよ。人間のオスも猫を見習った方がいい人たくさんおるわいね!」などと、父猫が来る度にLINEが来てました。

 そんな父猫、近所の人たちの話では、近隣では幅をきかせた色男で、恐らくボス野良であろうとのこと。

 それを聞いて、「いろんなところに我が子がいるであろうに、こうやって顔を見に来るのがやっぱりモテる秘訣。優しさと強さを兼ね備えた男が一番!」などと人間女子は話していたそう。

 子猫たちの予防接種が終わり、他の猫に少しなら会わせてもいいと獣医さんのOKが出たので、いよいよ親子涙の対面……! と思いきや、まさかの餌へダッシュ!

 ガツガツとご飯をむさぼる姿を見てズッコケた2人は、サッサと捕獲からの不妊手術コンボを決めたらしいです。

 動物だもの。ご飯が一番だよね……!

 私もそういうとこあるからよく分かるよ……。

 と、会ったことないオス猫の背中をさすってやりたい気持ちに、私ゃなりましたよ。

(この連載は隔週金曜日に更新します)