疑惑の“タイトル独占”に“アイドル独擅場”…日本と似て異なる韓国の「年末歌謡祭」事情とは?

疑惑の“タイトル独占”に“アイドル独擅場”…日本と似て異なる韓国の「年末歌謡祭」事情とは?

日本の年の瀬を締めくくる国民的イベントとされるNHK紅白歌合戦。

去る11月14日には2018年度紅白歌合戦の出演アーティストも発表され、12月31日の本番への期待が高まるばかりだ。

2000年代になりBoAをはじめ東方神起、KARA、少女時代といった数多くの韓国アーティストたちが紅白のステージを盛り上げたが、今年はガールズグループTWICEの2年連続出場も決まり、そのニュースは韓国でも取り上げられていたほどである。

もっとも、韓国でも年末になるとトップアーティストたちが集うイベントが多数行われる。

特に、全国ネットの地上波として有名なKBS、SBS、MBCの3局がこぞって開催する年末歌謡祭は、日本のNHK紅白歌合戦ほどとはいかないまでも、その年の音楽シーンを盛り上げたアーティストたちにとっては“晴れ舞台”となる。

まさにその年を締めくくる“一大イベント”であるわけだ。

ただ、かつては放送局が開催する歌謡祭の多くが、日本レコード大賞のようにさまざまな賞が設けられてアーティストたちを称える「授賞式」だった。

各局の歌謡祭で賞を手にできれば「生涯の栄光」ともされるほど権威もあった。

しかし、韓国の地上波3局の歌謡祭たちが2006年には授賞式を廃止し、ショー形式に切り替えるようになった。

疑惑の“タイトル独占”

表面上の理由としてはひとつの基準となっていたCD市場が縮小されたことなどが挙げられているが、実は審査の公正性を問われたことも方向転換の理由のひとつだったとされている。

というのも、2005年に韓国の男性歌手キム・ジョングクが3局すべての歌謡祭で大賞を受賞し、タイトルを独占。この結果に、視聴者からの疑問の声が相次いだのだ。

もちろん、当時のキム・ジョングクの人気は相当なもので、彼が歌った『サランスロウォ(愛らしい)』は2006年を代表するヒット曲のひとだった。

ただ、当時全盛期の東方神起をはじめとするアイドルグループを差し置いて大賞を独占するほどではないとされ、世間を騒がせた。同時期に開催された地上波以外の歌謡祭でキム・ジョングクが大賞に輝くことはなかっただけに、余計に疑念を持たれたほどだった。

そうした状況を変えるべく、地上波3局は年末歌謡祭の進行方式を変更。授賞式形式を廃止し、その年を彩ったアーティスストたちが次々と楽曲を披露するショー形式に舵を切ったが、それがまさに“アイドルの独擅場”の始まりとなった。

例えば2017年のKBS歌謡大祝祭のステージに立ったのは、Red Velvet、MAMAMOO、BTS(防弾少年団)、SEVENTEEN、GFRIEND、EXO、TWICE、Wanna One。ほとんどがアイドルグループだった。

授賞式もアイドルの独壇場

もっとも、こうした流れは地上波の歌謡祭だけに限ったことではない。

ショー形式ではない「授賞式」でも韓国は今やアイドルグループ全盛時代だ。

ケーブルテレビMnetが開催するMnet Asian Music Awards(MAMA)がその一例だ。

それまではBoAやRain(ピ)などソロ歌手の受賞が目立っていたが、2006年からは東方神起、スーパージュニア、BIGBANG、2PM、2NE1、少女時代、EXO、BTSといったお馴染みのアイドルグループが名を連ねている。

なかでもBIGBANGは過去に3度大賞を受賞しており、G-DRAGONは1度個人としても受賞している。

BIGBANGは2007年から爆発的な人気を集めており、彼らが音楽業界で大旋風を巻き起こしたことも相乗効果となって韓国におけるアイドルグループの見方を変えたともいわれているほどだ。

そのBIGBANGは昨年終盤から今年にかけてメンバーたちの兵役入隊が相次ぎ、2018年は実質的な開店休業状態だったが、その一方でBoAのカムバックや、日韓合同アイドルグループIZ*ONEのデビュー、BTSの世界的な人気拡大など躍進など、韓国音楽業界にとってはニュースに事欠かない一年でもあった。

そんな人気アーティストたちは、各局が開催する年末歌謡祭でどんなパフォーマンスを披露するだろうか。日本の紅白歌合戦同様に注目したい。

(文=S-KOREA編集部)


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