AKBメンバーの韓国進出が相次ぐ理由とは。成功のカギは?次のターゲットは?

AKBメンバーの韓国進出が相次ぐ理由とは。成功のカギは?次のターゲットは?

AKB48のメンバーがまたひとり、日本を飛び出し韓国で本格的な芸能活動を始める。

今度はチームBのメンバーだった竹内美宥。もともと2018年12月に卒業公演が行われ、AKB48としての活動は一段落していたが、そのニュースを聞いてちょっと驚いている。

増え続ける日本人タレントたちの韓国進出

というのも先週3月4日にAKB48チームBのキャプテンだった高橋朱里が韓国のWoollimエンターテインメントと契約し、韓国で再デビューすることが発表されたばかり。

そんな中で今度は竹内美宥が韓国のMYSTICエンターテインメントと契約を交わしたという。


昨今、韓国では“清純のアイコン”とされる女優の藤井美菜など多くの日本人タレントが活躍しているが、竹内も日本の現役アイドルとしてその仲間入りをすることになったわけだ。

それだけに「竹内美宥、MYSTICと専属契約、本格的な韓国活動始動」(『enews24』)、「竹内美宥、AKB48卒業でMYSTICと契約、高橋朱里に続き韓国進出」(『韓国経済』)と韓国メディアも大きく報じているが、スポーツ&芸能メディア『スポータル・コリア』編集長のキム・ソンジン氏は、高橋はもちろん、竹内の韓国進出はある程度予想できたという。

「ふたりとも自身のSNSやユーチューブでK-POP好きであることを公言してきたし、そもそも『PRODUCE48』に出演していたこともあって、もともと韓国でその名が知られていたから。

番組のおかげで、日本人ながらK-POPガールズグループで活動するRUIよりも知名度も高まった。『PRODUCE48』を視聴していた者なら、ふたりの韓国進出はある程度予想できたし納得です」

競争激しいアイドルの世界で生き残れるか

『PRODUCE48』は、宮脇咲良らAKB48メンバー3人も所属して、日本と韓国で絶大な人気を集めている日韓合同ガールズグループIZ*ONE(アイズワン)を輩出した番組だ。


AKBグループのメンバーたちも多く出演し、最終的には宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美が最終オーディションに生き残り、現在はAKBグループの活動を休止してIZ*ONEに専念している。

「ただ、最終的に高橋は16位、竹内は17位に終わってIZ*ONEのメンバーには残れなかった。ただでさえK-POP好きを公言していたふたりですから、さぞかし悔しかったはずだし未練もあったはず。そんな思いもあって韓国を選んだのでは?」(キム・ソンジン編集長)

ただ、日本同様に韓国芸能界も競争は激しく、アイドルとして活動し生き残るのは簡単ではない。

何しろ年に40〜60のアイドルグループがデビューしているし、年末に何かと話題となった「世界で最も美しい100人」にも多くのK-POPガールズアイドルたちが選ばれているのだ。

所属事務所は心強い。課題は「言葉」

いくらAKBグループの一員として活動し、『PRODUCE48』で韓国視聴者たちにも知られたとはいえ、高橋朱里や竹内美宥がすぐに人気者になれる保証はない。

ただ、キム・ソンジン編集長によると、ふたりが契約した芸能事務所の選択は良かったという。

例えば高橋朱里は、Woollimエンターテインメントと契約した。

WoollimはボーイズグループとしてはINFINITE、ガールズグループとしてはLOVELYZ、Golden Childなどを輩出。IZ*ONEのリーダーであるクォン・ウンビや韓国版“奇跡の世代”のひとりに数えられるキム・チェウォンも属している。

「高橋はK-POPグループの定石を踏むことができるでしょうし、竹内が契約したMYSTICエンターテインメントは、韓国歌謡界の“バラードの旗手”とされるユン・ジョンシンが立ち上げた芸能プロダクションで、とにかく実力派シンガーたちが多いことでも有名。

『PRODUCE48』の最終審査でメインボーカルを務めるも、高音パートを歌いきれず、最終的に落選した竹内にとっては、そのボーカル力も磨くことができる環境でしょう。ふたりとも良い環境で、韓国活動を始められるのではないでしょうか」(キム・ソンジン編集長)

次に韓国進出が噂されるAKBメンバーは?

ただ、ふたりには大きな課題もあるという。ズバリ、言葉の問題だ。韓国芸能界で活動する以上、韓国語の習得は必須。

最近、韓国で「あだち充の漫画に出てきそうな清純なビジュアル」として話題を集めている YUKIKA(寺本來可)も、韓国で約3年暮らしてようやく今のポジションを勝ち取ったが、高橋と竹内にもそうした努力と忍耐が課せられるかもしれない。

「ただ、韓国語が多少たどたどしくとも問題ありません。今年からバラエティ番組『みんなのキッチン』にレギュラー出演している宮脇咲良も拙い韓国語ですが、一生懸命さが伝わり、好感を呼んでいます。高橋も竹内も十分、韓国の視聴者やファンたちも心を掴むことができるでしょう」(キム・ソンジン編集長)

キム・ソンジン編集長自身も熱心な『PRODUCE48』視聴者だったというだけに期待が大きいようだが、個人的に気になるのは日本人アイドルの韓国進出はこれからも続くのか、ということだ。

高橋、竹内と続いた今、韓国のファンたちが予想する次の韓国進出・日本人アイドルはいるのだろうか。キム・ソンジン編集長はいう。

「これはあくまでも韓国ファンたちの願望に基づく噂話でもありますが、“みゃお”こと宮崎美穂(AKB48のチームAメンバー)。彼女も『PRODUCE48』に出演し、最終順位は15位でしたが、とにかく韓国語がとても上手で発音も愛くるしい。

放送開始から最後まで、韓国視聴者たちからもっとも愛された一人でした。そんなこともあって、韓国の『PRODUCE48』ファンたちの間ではみゃお待望論が衰えません。『PRODUCE48』の総合司会を務めてその魅力と可能性を間近で見た俳優イ・スンギの推薦もあって、彼が所属する事務所と契約するのではないかという噂もあるほどですから」

いずれにしても、ここにきて相次ぐ日本人アイドルたちの韓国進出。

これまでは韓国から日本にやって来ることが多かったが、その流れは新たな局面を迎えようとしているのもかもしれない。

(文=慎 武宏)


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