なぜ? 「アイドルの寿命は5年」の韓国で“少女時代”の人気が衰えない理由

なぜ? 「アイドルの寿命は5年」の韓国で“少女時代”の人気が衰えない理由

K-POPガールズグループ、少女時代のユリが3月19日、東京でファンミーティングを行った。

日本で行われるユリのソロファンミーティングは、今回が初めて。ユリは2月9日のマカオを皮切りに、バンコク、台北とアジア・ファンミーティングを行っており、今回東京でも開催されたわけだ。

ユリといえば、魅力的なボーカルと優れたパフォーマンスで知られる少女時代のメンバーだが、ソロ活動が活発。昨年10月には初のソロアルバム『The First Scene』をリリースしている。また、ドラマ『テジャングムが見ている』(原題、MBC)などに出演し、女優としても活躍している。

歌手に女優業にと充実しているユリに限らず、少女時代は今も健在だ。

TWICEにも負けない少女時代の人気

それを証明する研究結果がある。韓国企業評判研究所が行っている“ガールズグループ・ブランド評価”だ。

これはビッグデータを解析して、ガールズグループのブランド価値を評価するというもの。直近である3月の数字を見ると、1位BLACKPINK(ブラックピンク)、2位ITZY(イッチ)、3位TWICE(トゥワイス)となっている。上位は、いずれも“フレッシュな”ガールズグループといえるだろう。


というのも、上位グループのデビュー年を見ると、TWICEは2015年、BLACKPINKは2016年、ITZYにいたっては2019年と今年なのだ。4位の日韓合同ガールズグループIZ*ONE(アイズワン)も、デビュー年は2018年と最近だ。

そんななか、2007年にデビューした少女時代が同評価で堂々の5位にランクイン。「韓国アイドルの寿命は5年」という言葉があるほど、韓国ではアイドルグループが生まれては消えているが、デビューから12年という月日が流れても、未だに衰えない人気を証明しているわけだ。

危機がなかったわけではない。2014年9月にジェシカがグループを脱退したときや、2017年にスヨン、ティファニー、ソヒョンの3人がSMエンターテインメントを離れたときなど、ピンチはいくつもあった。

それでもなぜ、少女時代だけがこれほど長く活躍できるのだろうか。

ソロ活動が充実

その理由は様々だろうが、まずひとつ挙げられるのは、メンバー一人ひとりがソロ活動を行える実力を持っている点だろう。

例えば韓流女神とされるユナは、各種CM出演はもちろん、韓国で3月24日に放送されたSBSのバラエティ番組『アラフォー息子の成長日記』でスペシャルMCを務めたし、今年は映画『EXIT』(仮題、イ・サングン監督)の公開も控えている。

プライベートでも10億円のビルを購入するなど、相変わらずの存在感を見せている。

またSMエンターテインメントと契約しなかったことで、“少女時代解散説”のきっかけとなったソヒョンも、3月上旬に“演技者専門”とされる芸能事務所ナム・アクターズと契約した。

最近ソヒョンは『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』『恋する泥棒』『時間』など韓国ドラマを通じて、女優としてのキャリアを積んでいる。

テヨンは来る3月24日に新しいシングルを発表するし、スヨンは映画『デッドエンドの思い出』が日本で公開された。

詳しく書けばキリがないほど、メンバー一人ひとりがソロで多岐に渡って活躍しているため、「少女時代」のブランド力は下がるどころか日々アップデートされているわけだ。

メンバー同士の仲の良さも随一?

さらにメンバー同士の仲が良い、つまりチームワークが高いことも少女時代の人気の理由だろう。


先月2月22日に初のソロアルバム『Lips On Lips』をリリースしたサニーは最近、インスタグラムにティファニーとツーショット写真を公開した。

サニーは「あなたと一緒だと19歳に戻れる」「一緒に歳を重ねられてうれしい」とコメントしており、仲むつまじい2人にはファンから称賛の声が上がった。ティファニーもアメリカでアルバムをリリースしている。

またユリも、SNSにユナとヒョヨンの写真をアップしていた。その写真でユナは、ユリのアルバムパッケージのポーズを真似して可愛らしい魅力を引き出していた。

韓国スポーツ紙『スポーツソウル』でも以前、「現在メンバーが活発なソロ活動を繰り広げているのは、少女時代がそれだけ良いチームという証拠でもある。少女時代のブランド・パワーは、それほど大きい」と解説していたことがある。

一人ひとりに実力があり、チームワークも良い。だからこそ少女時代は「韓国アイドルの寿命は5年」との定説を覆して、12年間もトップを走り続けていられるのだ。

いずれにしても、これだけ長きにわたって活躍する韓国ガールズグループが珍しいことは間違いないだろう。

(文=慎 武宏)


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