鶏肉の消費量が全国トップレベルの大分県。唐揚げや天ぷらが県の鶏料理として全国的に有名ですが、甘辛い味つけの鶏肉が入った混ぜごはんは昔からハレの日や田植えの後、来客時に作られる特別なごはんでした。大分市吉野地区の猟師が、キジやハトなどの鳥肉を使って作った飯料理が発祥とされているそうです。


好みですが、ニンニクを効かせるとおかずいらずのごはんに。地元大分の米「ヒノヒカリ」や「にこまる」などに、ほんの少しもち米を加えて炊くと、具材がしっとりと米にからみ、冷めてもおいしくいただけます。鶏肉を炒めるときは油はなしで、鶏の皮から出る脂で炒めるのがコツです。

【 材料(作りやすい分量)】

●鶏もも肉……200g
●ゴボウ……1本 150g(ささがき)
●ニンニク……ひとかけ(みじん切り)
●砂糖……大さじ2
●しょうゆ、酒……各大さじ3
●米……2合
●もち米……大さじ2

【 作り方 】

1)米ともち米は普段どおりに研いで、通常の水加減に大さじ1の水を足して30分ほど浸水させる。
2)鶏肉は2cm角くらいに切り、皮を下にしてフライパンに並べ、中火にかける。
3)皮が香ばしくなってきたら、さっと炒めて、ゴボウとニンニクをあわせて炒め合わせる。
4)全体に脂が回ったらまず砂糖を加えて炒め、しょうゆ、酒を加えて汁気がなくなるまで炒める。
5)(1)を炊いて十分に蒸らしたら、(4)を混ぜ、おにぎりにする。


飛田和緒
ひだ かずを/料理家。その土地の素材の味を生かし、日々の食卓で楽しめる家庭料理のレシピが人気で、テレビや書籍、雑誌を中心に活躍。著書に『常備菜』『飛田和緒の郷土汁』など多数。

(SKYWARD2020年6月号掲載)
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