名古屋の“本格派助っ人”。ガブリエル・シャビエルのプレーは一見の価値ありだ

名古屋の“本格派助っ人”。ガブリエル・シャビエルのプレーは一見の価値ありだ


[J2リーグ27節]名古屋5-2松本/8月12日/豊田ス
 
 松本との一戦で、眩いスポットライトを浴び続けたのは、顎髭がトレードマークの小柄なブラジリアンだった。背番号44がボールを持つとスタジアムのボルテージが上がる。次は何をするのか――フットサルで磨いたという高度なテクニックと判断力で観客を魅了した、名古屋の“新助っ人”ガブリエル・シャビエルは、まさに圧巻のパフォーマンスを披露した。
 
 まず33分に相手DFにプレッシャーをかけてオウンゴールを誘発させると、2分後には追加点の起点となり、51分には自らネットを揺らす。そして66分、88分には佐藤寿人、青木亮太の得点をそれぞれアシスト。全5ゴールに絡む活躍ぶりだった。
 
 しかし、本人は冷静で、奢るところがない。
 
「すごく幸せです。自分のパフォーマンスには満足しています。ただ、まだできると思います。今日はチーム全体が良かった。自分も周囲にフィットしてきました。全員で勝ち取った勝利です」
 
 さらに、自らの持ち味を訊かれれば、「特長は全力を尽くしてプレーをすることが染みついている点だと思います。それに守備でチームメイトをサポートする犠牲心も持っています」と答える。
 
 7月18日に加入し、3日後の京都戦で初先発&来日初ゴールを奪った。松本戦を含めて4試合連続でスタメン出場中と、チームの新たな司令塔として欠かせない存在になっている。
 
「相当疲れはきている」と話すが、パフォーマンスに陰りが見えないのも能力の高さゆえだろう。
 
 加えてボールポゼッションを念頭に置いた“風間サッカー”との相性も抜群だ。「言葉の弊害はあるが、チームメイトがサポートしてくれている。ブラジル人選手を中心に寿人選手、青木選手、楢?(正剛)選手、田口(泰士)選手もよく声をかけてくれる」と、周囲との連係も上々だという。
 
「凄く良いリーグ。たくさんゴールが入るし、良いレベルにある」と、プレー環境にも満足感を示す。
 
 J2に現われた久々の本格派助っ人のプレーは、一見の価値ありだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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