【川崎】「奮い立たせてくれる」怪物ドリブラーが入団内定会見で明かした小川航基からの刺激

【川崎】「奮い立たせてくれる」怪物ドリブラーが入団内定会見で明かした小川航基からの刺激


  抜群のスピードと敵陣を切り裂く勇猛なドリブル突破。桐光学園高時代から将来を嘱望されたサイドアタッカーは来季、Jリーグ王者のユニホームに袖を通す。
 
 4月25日、川崎フロンターレは桐蔭横浜大に所属するイサカ・ゼインの来季加入内定を発表し、神奈川県横浜市の大学キャンパス内で入団会見を行なった。

 その席でイサカはプロ入りへの決意を表明。「1日でも早くピッチに立って活躍することが1番の恩返しになると思う。一日一日全力で取り組み、フロンターレの力になれるように頑張りたい」と意気込みを語った。
 
 ガーナ人の父と日本人の母を持つイサカは神奈川の桐光学園高出身。「大学を経由してプロになると誓ってこの大学に来た」と桐蔭横浜大に進学すると、目の前の目標を達成することで道を切り拓いてきた。

 そんな姿が川崎のスカウト陣の目に留まる。「練習や試合に参加した時に、ここならもっと成長できる。自分が求めている、自分がなりたいようなプレーヤーになっていけるという期待感が大きかった」と判断し、今回の加入内定に至った。
 
 登壇した川崎の竹内弘明強化部長も、「身体能力はもちろんだが、ドリブルやスピードという点で、大学でも高いレベルでやっていると評価している。当然うちは厳しい競争があると思うが、イサカ選手の特徴やプレーで競争を勝ち抜いて、川崎の主力になってくれることを楽しみにしている」と期待を寄せた。
 
 イサカが最初に脚光を浴びたのは高校3年次の選手権。桐光学園で小川航基(現磐田)とともに、冬の檜舞台でベスト16入り果たした時だ。「人間性の部分やサッカー以外の面で指導していただいて劇的に変わったところがある」と高校での変化が、イサカを大きく成長させた。
 
 大学に入ってからも何度も難しい時期を経験し、自分がプロになれるのか疑う時も「たくさんあった」と言う。それでも常に「サッカーが最優先」と考え続けてこられたのは、高校時代のチームメートである小川の存在が大きい。
 
「ライバルとまでは思っていないけど、彼が活躍するたびに自分の刺激になりました。もっと頑張らなくてはと奮い立たせてくれる存在だと思います。やっぱり小川が活躍するところを見て、常に自分を奮い立たせていたし、もっと自分のレベルを上げたいと思っていた。そういうところもあって、常に『そんなに遊んでいる暇もないだろう』と自然と考えられるようになっていました」

 今後、プロの舞台で同級生のふたりがマッチアップする場面もあるだろう。そのためには「追いつき、追い越していけるように、まずは自分が頑張っていきたい」と語るように、イサカ自身が川崎で立ち位置を確立していかなければならない。
 
 そして、その先には東京五輪、日本代表という舞台が待っている。
 
「自分は一つひとつ、目の前の目標をクリアしてきたタイプなので、大きい将来的なイメージは持っていなかった。だけど、やはりこういうチームに入っていくからには日本を代表する選手になっていきたいと思う。(東京五輪は)周りにそこを目指している選手がいるので、自分も諦められないという思いがあります」
 
 来季の加入に向けてイサカは「高卒からプロの舞台に行き、高いレベルでやれることは大きいかもしれないけど、大学にも大学でしか得られないものがあると思う。そういった部分では劣るものはないと思う」と力を込めた。
 
 まずは残りの大学生活でさらなる成長を遂げる。その上で、川崎の熾烈なポジション争いに挑む。「判断力や技術がもっと良くなれば、もっと違う自分を見られるかもしれない。そういった部分ですごく楽しみ」と前を向く男は、プロへの第一歩を踏み出そうとしている。

取材・文●林 遼平(フリーライター)


関連記事

SOCCER DIGEST Webの他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

スポーツ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索