A・ビルバオの「観戦会」に潜入!本場さながらの応援スタイルとは?

A・ビルバオの「観戦会」に潜入!本場さながらの応援スタイルとは?


『ワールドサッカーダイジェスト』誌では、同じチームを愛するサポーターが集まって熱い応援を繰り広げる観戦イベントに潜入する「FUN FUN FAN通信」を連載中だ。第4回は、アスレティック・ビルバオの公式ペーニャの観戦会(ラ・リーガ35節のアラベス戦)におじゃました。

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 待ち合わせ場所に指定されたのは、初台駅近くの居酒屋だった。試合前にバルをハシゴする「チキテロ」をしてからスタジアムに行くのが、本場の〝バスク流〞。さすがにハシゴまではしないようだが、一杯やってから〝観戦〞に向かうスタイルは貫いている。

店に到着すると、赤白のシャツに身を包んだ「ペーニャ アトレティック トキオタラク」のメンバーがすでに〝臨戦態勢〞に入っていた。

 アジアでは唯一のアスレティック・ビルバオの公式ペーニャ(ファンクラブ)で、現在は8人のメンバーがいるという。

 この会の凄いところは、チョコ(会員が集まるための部屋)があること。現地でも、チョコに集まり、料理とお酒を用意して観戦を楽しむペーニャが多いそうだ。

 店を出て徒歩3分ほどで〝本拠地〞に到着。中に入ると、予想以上に広いのに驚かされる。ゆうに30畳はあるだろうか。部屋には、写真やマフラー、サイン入りのユニホームなどが飾られていた。練習場に行けば、どの選手も気軽にサインに応じてくれるそうだ。ビッグクラブと比べるとやはり〝距離〞が近い。
 
 この日は、アラベスとのバスク・ダービー。乾貴士が所属していることもあり、何でもラ・リーガのハビエル・テバス会長から「(日本で観戦しやすい)お昼のキックオフにしようか?」と直々にメールで相談があったという。さすがはオフィシャルのペーニャだ。

 キックオフ前の名物「アトレティック・コール」が終わると、談笑しながらわりと静かにゲームを見守る。

 42分、名キッカーのベニャ・エチェバリアが直接FKを叩き込んで先制すると、一同は「パチャラン」で乾杯!!  バスク地方でよく飲まれているリキュールで、アルコールに弱い私でも飲みやすかった。

 だが喜びも束の間、その4分後に同点に追い付かれる。後半も決め手を欠いて1-1のドローで終了。勝点3を挙げることはできなかったが、参加者たちは奮闘した選手たちを讃えていた。

「(途中就任でチームを立て直した)ガイスカ・ガリターノ監督のガイスカという名は『救世主』という意味なんです。その名の通り、降格の危機からチームを救ってくれました」

 会の代表を務める村上正己さんが教えてくれる豆知識や現地に行った際の裏話も実に興味深い。居心地がよく、アットホームな雰囲気を味わえる、そんな観戦会だった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年6月6日号より転載
 


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