「ウッドゲイトになるな!」“リーガ史上20人目のイングランド人”トリッピアーに英紙が送った独特すぎるススメとは?

「ウッドゲイトになるな!」“リーガ史上20人目のイングランド人”トリッピアーに英紙が送った独特すぎるススメとは?


 日本代表の久保建英や安部裕葵の挑戦で注目が集まっているラ・リーガに、イングランドのサッカーファンたちの目も向けられている。今夏の移籍市場で、トッテナムのキーラン・トリッピアーがアトレティコ・マドリーへ移籍したからだ。

 現地時間7月17日にアトレティコと3年契約を締結。移籍金は公表されてはいないが、英公共放送『BBC』によると2000万ポンド(約28億円)と見られている。

 トリッピアーの挑戦は、茨の道を進むことになるかもしれない。過去にスペインに挑戦した19人のイングランド人選手のうち、1部で50試合以上プレーしたのはたったの4人だけで、ほとんどが目立った活躍もできないまま、帰国の途についている。

 ただ、トッテナムの主力という地位を捨てて、文化もサッカーのスタイルも全く違う異国の地でチャレンジする決断を下した28歳のイングランド代表DFに、英国内では期待の声が高まっている。

 そんななか、トリッピアーに“アドバイス”を送ったのは、英紙『The Sun』だ。過去にリーガに挑戦したイングランド人プレーヤーを引き合いに、活躍するためのヒントを紹介している。

 まず訴えたのが、「ウッドゲイトになるな!」だった。2004年8月から3年間に渡ってレアル・マドリーに在籍したジョナサン・ウッドゲイトのことだ。

 この元イングランド代表DFは、当時としては高額の2000万ポンド(約28億円)で加入するも3年間で9試合(ラ・リーガ)の出場に留まり、各国メディアから「史上最悪の契約」とバッシングを受けた。

 同紙は、まるで「そんな先達の二の舞にはなるな」と言わんばかりの警鐘を鳴らし、「キーラン、まずはリラックスだ。ひとつ深呼吸してくれ。そして、感動しただけで満足はしないでほしい」と綴っている。

 成功例からの“ススメ”もある。デイビッド・ベッカム(レアル・マドリー)とガリー・リネカー(バルセロナ)、いずれも100試合以上(前者は116試合、後者は103試合)に出場したふたりの名手が成功した秘訣を、次のようにまとめている。

デイビッド・ベッカム
「ベッカムは失敗を恐れずにクロスボールやプレースキックを蹴り続け、サンティアゴ・ベルナベウで確かな価値を証明した。昨夏のワールドカップでイングランドを救うキックを見せたトリッピアーも恐れてはいけない」

ガリー・リネカー
「バルセロナのファンが彼を愛した唯一の理由は、その目覚ましい得点能力にある。103試合の出場でイングランド人史上最多の42ゴールを挙げたレジェンドは、コパ・デル・レイとカップウィナーズカップの優勝に貢献した」

 そして、最後に『The Sun』が「最も重要なこと」として例に出したのが、トリッピアーと同じ28歳でリーガに挑戦したヴィニー・サムウェイズだ。

 1996年から2003年までラス・パルマスとセビージャで活躍したサムウェイズについて、「彼は公式戦160試合に出場し、クラブの歴史に名を刻んだ」と紹介。そして、活躍した要因を次のように紐解いた。

「好きになってもらうことは簡単なことではないが、何よりも重要だ。その点、サムウェイズはチームに対して忠誠心を持ち、ラス・パルマスのファンからは『偉大なカピタン』と呼ばれるほどに愛された。トリッピアーもチームのために尽くす気持ちを忘れてはならない」

 果たして、トリッピアーは本領を発揮できるのか。それとも、例に漏れずこのチャレンジは失敗に終わるのか。そのパフォーマンスに注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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