【J1採点&寸評】鳥栖1-6神戸|トーレス引退試合でスター助っ人陣を上回る、スーパーな活躍をした日本人は?

【J1採点&寸評】鳥栖1-6神戸|トーレス引退試合でスター助っ人陣を上回る、スーパーな活躍をした日本人は?


[J1リーグ24節]鳥栖 1−6 神戸/8月23日/駅スタ
 
【チーム採点・寸評】
鳥栖 4
受け身に回って3失点を喫した前半は、シュート1本が示すようにほとんど何もできなかった。後半は盛り返して攻勢に出たがカウンターで3失点と、散々な出来だった。何より、トーレスの現役ラストマッチで大敗が悔やまれる。
 
【鳥栖|採点・寸評】
GK
18 高丘陽平 4
1失点目はタイミングを外され、2点目はPKで被弾し、強烈シュートのダメ押し弾も止められず。後半も次々に失点し、成すすべなく6ゴールを叩き込まれてしまった。
 
DF
13 小林祐三 5(HT OUT)
前半の失点は左サイドが中心だったとはいえ、攻撃時に右サイドを活性化させられなかった。反撃したい後半に交代させられたのも仕方がないか。
 
36 高橋秀人 4
巧みに動き回る神戸のアタッカー陣を捕まえきれなかった。20分にはペナルティエリア内で古橋を倒し、PKを献上してしまった。
15 パク・ジョンス 3.5
危険なエリアでパスミスをしたり、ボールロストしたり、マークを見失ったり……、CBとしてはあってはならない注意力散漫なプレーが多かった。
 
5 金井貢史 5
個人だけの責任ではないが、過半数の失点は自身のサイドからで、CBやサイドハーフとコミュニケーションをとって対策すべきだった。一矢報いた後半のゴールは称えたい。
 
MF
41 松岡大起 5.5
中盤で精力的にセカンドボールを拾っていた働きは称えられる。ゴールに直結するようなプレーがあれば、より評価を上げられたが。
 
14 高橋義希 4.5(54分OUT)
1失点目は山口のマークをついていたが、緩かった。スピードアップした動き出しについていけず、容易にゴールを許してしまっている。
MF
25 アン・ヨンウ 5.5(71分OUT)
前半からボールを受ければ右サイドから何度も仕掛けていたものの、得点につながらなかったのが残念だった。
 
7 イサック・クエンカ 5.5
後半は変幻自在のドリブルでチャンスに絡み、攻撃陣を牽引した。ただ、防戦一方だった前半もそのプレーを見せて欲しかった。
 
FW
9 フェルナンド・トーレス 6
ペナルティエリア内でこぼれ球に反応したり、FKでシュートも放った。80分には右サイドから見事なクロスを上げて決定機も演出。現役ラストマッチで得点には絡めなかったが、ゴールに迫ったストライカーとしての最後の勇姿はしっかりと称えたい。
 
39 金森健志 5.5
前半は静かな印象だったが、3失点したあとの後半に奮起。前線からのプレスと果敢なドリブルでチームが再び息を吹き返す原動力になった。

交代出場
MF
6 福田晃斗 5(HT IN)
54分に右サイドで酒井に振り切られ、4失点目に絡んでしまった。ただ、ボランチが本職で、右サイドバックは不慣れなポジションだっただけに同情の余地はある。
 
MF
40 小野裕二 6(54分IN)
得点にはならなかったとはいえ、積極的にシュートを狙った。79分にはCKで金井のゴールをアシストした。
 
FW
44 金崎夢生 6(71分IN)
トーレスとの好連係も見せながら、途中出場ながら4本のシュートを打った。アグレッシブなプレーでチームに勢いをもたらした。
 
監督
金 明輝 4
前半に3失点を喫し、前がかりになった後半はカウンターでさらに3失点。戦術的に裏を突かれて、まんまとやられた大敗劇だった。

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【チーム採点・寸評】
神戸 7.5
元々持っている選手の高い能力を、すべて引き出して上手く噛み合った圧勝。躍動感のあるサッカーはエンターテインメント性に満ちたものだった。
 
【神戸|採点・寸評】
GK
18 飯倉大樹 5.5
足元の技術の高さを活かしてパス回しに参加し、敵のプレスをかき乱していた。失点シーンはノーチャンスだったか。
 
DF
33 ダンクレー 5.5
序盤は不用意なパスミスが散見。ただ、徐々に調子を上げていくと、鋭いインターセプトなども見せた。
 
25 大﨑玲央 6
1対1の対応は粘り強く、危険な場面では何度もシュートブロック。安定したビルドアップで攻撃もサポートした。
 
4 トーマス・フェルマーレン 6
優れたポジショニングでピンチを未然に防ぎ、攻撃の組み立ても上手かった。73分には左サイドから正確なサイドチェンジでチーム5点目の起点になった。
MF
6 セルジ・サンペール 6
被カウンター時の守備力は気になったが、優勢のゲーム展開が長かっただけに、アンカーでのパス捌きが光っていた。
 
22 西 大伍 6.5
敵の急所を突く嫌らしいスルーパスを右サイドから何度も供給し、11分にはそのプレーが実を結び、山口の先制ゴールをアシスト。73分には浮き球を華麗なダイレクトパスで山口につなぎ、5点目にも絡んだ。
 
24 酒井高徳 6.5
54分、左サイドで相手DFを振りきった自陣からのロングドリブルは圧巻。その後のクロスも正確で、古橋のゴールをアシストした。
MF
8 アンドレス・イニエスタ 7(45分OUT)
低い位置からビルドアップに関与し、22分には古橋への美しいロングスルーパスで3ゴール目を演出した。20分には古橋が獲得したPKも決めている。
 
5 山口 蛍 7.5
11分、最終ラインの裏を突き、スルーパスをダイレクトで巧みにコースを変えたシュートで先制点をゲット。73分には右サイドを抜け出し、古橋のゴールをアシストした。さらに終盤の時間帯でも足を止めずに走り、ゴール前に飛び込んでチーム6点目を決めた。
 
FW
MAN OF THE MATCH
16 古橋亨梧 8
20分、田中のパスを受けてペナルティエリア内で相手DFに倒され、2点目につながったPKを獲得。22分には前線でイニエスタのスルーパスを収め、田中の得点もアシストした。さらに、後半には54分に酒井の左サイドからのクロスに合わせてネットを揺らし、73分には今度は右サイドからのクロスに合わせて加点。合計4得点に絡んだパフォーマンスは、ワールドクラスのスター達を差し置いて誰よりもスーパーな存在だった。
 
21 田中順也 7
20分、相手のミスを見逃さずにパスカットし、古橋にスルーパスを送ってPK獲得に貢献。22分にはその古橋からのパスを受け、強烈な3点目も叩き込んだ。
交代出場
MF
35 安井拓也 6(45分IN)
イニエスタの負傷で急遽、交代出場したが、精力的なランニングでアピール。後半開始早々にはミドルシュートも狙った。
 
FW
9 藤本憲明 6(74分IN)
最終ラインの裏を積極的に突きつつ、前線でボールを収めた。86分にはカウンターの起点になり、6点目に絡んだ。
 
FW
7 ダビド・ビジャ −(79分IN)
86分には山口に絶妙なスルーパスを送り、6ゴール目をアシストした。
 
監督
トルンステン・フィンク 7
選手の能力を引き出した起用法は称賛に値。相手が前がかりになった裏を突く後半のカウンターも素晴らしい。戦略でも上回ったゲームだった。
 
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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