「いまさら言うまでもないけど…」神戸の“元バルサ・コンビ”はF・トーレスの最後をどう見たのか?

「いまさら言うまでもないけど…」神戸の“元バルサ・コンビ”はF・トーレスの最後をどう見たのか?


 8月23日、鳥栖の駅前不動産スタジアムで、サガン鳥栖はヴィッセル神戸と対戦した。

 16位(鳥栖)と15位(神戸)による残留争い直接対決ということ以上に注目されたのは、もちろん、鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが、キャリア最後の試合でどんなプレーを見せるのか、ということだった。

 しかし、鳥栖は1-6と大敗。この日の主役は最後まで奮闘し続けたが、試合終盤の91分に相手エリア内で訪れたビッグチャンスをシュートふかしてフイにするなど得点には至らず。華々しいキャリアを締めくくるには、いささか寂しい形となってしまった。

 とはいえ、チームが失点を重ねていくなかでも、ひたむきにチェイシングを続け、周囲を鼓舞し続けたF・トーレスの姿は、胸を打つものがあったのも確かだ。そんなスペイン・サッカー界のレジェンドの奮闘を、対戦相手となった神戸の助っ人たちはどう見ていたのか? 

 まず、最初に訊いたのは、この夏に神戸に加わったトーマス・フェルマーレンだ。

 33歳のベルギー代表DFは、アーセナルとバルセロナでプレーした経験があり、同時期にリバプールとアトレティコ・マドリーに所属していたF・トーレスとは、何度もマッチアップしている。

 そして、日本で再び相対した感想を問われ、フェルマーレンは、「彼のことはいまさら言うまでもない」と前置きしたうえで、次のような言葉を寄せた。

「自分たちは、3ポイントを挙げることにフォーカスしていた。ただ、今日はトーレスにとって特別な試合だということは分かっていたし、感情的になるような試合だった。彼とはプレミアリーグやラ・リーガ、そして代表戦も含めて何度も戦った。いまさら言う必要性はないかもしれないけど、素晴らしいキャリアにリスペクトをしている。誰もが思っている通りの偉大な選手だ」

 バルサで同じ時を過ごした名手の言葉に同調するように賛辞を贈ったのは、セルジ・サンペールだ。神戸の​​​​中盤を支える24歳のスペイン人MFは、同胞の先達についてこう語った。
「誇りだね。彼はスペインにおいても、世界においても、レジェンドだ。彼がいままでサッカー界にもたらしたものに感謝したい。そして、彼のような選手の引退試合に関われたことを嬉しく思う」

 対戦相手からも賛辞を贈られたF・トーレス。お世辞にも「有終の美」と言えるようなラストではなかったとはいえ、大差がつきながらも最後まで懸命に戦う姿は、人々の目に焼き付いたことだろう。日本でプレーした期間は1年2か月あまりだったが、その名はJリーグ史にはっきりと刻まれたはずだ。

取材・文●羽澄凜太郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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