日本代表は12月10日、E-1選手権の初戦で中国代表と戦う。今大会は国際Aマッチデーでの開催ではないため、シーズン中の海外組は未招集。全日程が終了した国内組のみで組まれたメンバーとなっている。それも半分以上を22歳以下の選手が占める構成だ。果たして森保一監督はどんなメンバーを送り込むのか。

 まずシステムは3−4−2−1と予想。室屋成が怪我で招集を辞退したせいで、純粋な右SBは不在(12月28日のU−22ジャマイカ戦のメンバーに入っていた菅大輝が代わりに参加)。さらに最終節でプレーオフ行きを逃れた浦和から、今季は右ウイングバックを主戦とする橋岡大樹が追加招集されている。そこから読めるのは、今大会のメインは3バックとなることだ。

 GKは柏の中村航輔か。他のふたりは22歳の小島亨介、20歳大迫敬介というU−22代表の選手。24歳の中村は今回のGK陣のなかでは最年長で、A代表での経験も一番多い。より計算が立つこの守護神を、緊張感のある初戦に出場させるのではないか。

 3バックは、11月の親善試合ベネズエラ戦でもメンバー入りした佐々木翔、三浦弦太、畠中槙之輔という並びが濃厚。A代表初招集の渡辺剛、古賀太陽は、もう少し連係が深まる第2戦以降に組み込んでいく流れが理想かもしれない。
 
 ボランチも同じく、ベネズエラ戦に呼ばれた選手の組み合わせになるのではないか。もっとも有力なのは大島僚太。不動の司令塔・柴崎岳がいない今回は、この川崎の”心臓”にその役割が求められる。その相棒を、ボールハントに優れるタイプの橋本拳人か井手口陽介が務めることになるだろう。

 3−4−2−1の肝とも言えるウイングバックには、いずれも東京五輪世代のふたりが入りそう。室屋が辞退した右サイドには追加招集の橋岡が起用されそうだ。相馬勇紀よりもU-22代表では出番を得ていて、戦術理解を深めつつある。今季のACLで中国クラブと戦い、勝利しているのもアドバンテージ。「良いイメージはある」とも言っている。

 一方の左サイドは、横浜の遠藤渓太か。最終節のFC東京戦では途中出場してゴールも奪っている。約30分間のプレーだったため疲労はそこまで溜まっていないはずで、なにより優勝を決めた勢いがある。良い精神状態で試合に入れるだろう。
 遠藤と同じようにリーグ優勝の勢いを代表チームに還元してほしい仲川輝人は、シャドーのファーストチョイスと読む。今季Jリーグの最優秀選手に輝き、まさにノリに乗っている状態。今大会では10番を背負い、その働きには大きな期待が懸かっている。

 もう一方のシャドーは、鈴木武蔵と予想。今回は、本来のFWではなくMFとしての登録になっているのは、2列目で起用するという森保監督の考えを示唆しているのではないか。
 
 読みづらいのはCF。もちろん鈴木を置くパターンも考えられるが、U-22代表でも熾烈なレギュラー争いを繰り広げながらもゴールから遠ざかっている上田綺世と小川航基のどちらかにチャンスを与えるかもしれない。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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