U-23アジア選手権のグループB最終節、U-23日本代表対U-23カタール代表の一戦が、タイのラジャマンガラスタジアムで行なわれ、1−1の引き分けで終わった。

 試合は、ポゼッションで上回る日本に対して、カウンターを狙うカタールという構図で進む中、前半アディショナルタイムにVAR判定で田中碧がレッドカードを提示され退場に。

 一人少ない日本だったが、後半は積極的に攻めると、73分に小川航基のDFの股を抜いたグラウンダーのシュートが決まり、1−0とこの大会初のリードを奪う。

 ところが直後にカタールのマジードにドリブルでペナルティエリアに侵入されると、齊藤未月がファウルを取られPK判定に。微妙な判定でVARと連絡をとるもののオンフィールドレビューは行なわれず、日本はこのPKを決められ追いつかれてしまう。

 結局試合はこのまま1−1で終了を迎え、日本は1分2敗の結果で大会を去ることとなった。

 試合後のフラッシュインタビューに応えた森保一監督は、以下のように試合を振り返った。
「前半多くのチャンスをつくって、選手たちが積極的に攻めようという姿勢、勝つための気持ちを出してくれたと思います。前半の終わりにひとり少なくなって、後半の戦い方、選手たちが意地を見せて一人少なくても勝とうというところ、みんなでカバーして最後まで戦ってくれたこと、先制点を奪って最後まで戦い抜いてくれたこと。選手たちのこれからの成長につながると思います。

 応援して下さった方々には残念ながら勝利をお届けできなかったですけど、この苦しい戦いのなか、選手たちが最後まで粘り強く戦い抜くということを選手たちが表現してくれたと思います」

 また、今大会で1勝もできなかったという現実を受け、反省とともに今後への糧としていくことを誓った。
「そこはしっかりと反省しなければいけないところだと思います。私も含めて、みんなでこの大会を反省して、過去はもう変えられないので、ここからはチームの成長、全選手が成長してくれる為にこの大会の経験を活かしたいと思います。

(五輪本番に向け)時間は限られているというのは最初から分かっている事。そこでその都度ベストを尽くして活動を続ければ、必ず最後に大きな成果に繋がると思ってやってきています。今回は残念な結果に終わりましたけど、最後は結果を出せるように、しっかりと積み上げていきたいと思います」

 この苦い経験を活かし、五輪本番で躍進してくれることを祈るばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部