【日本代表・総評】
5.5
田中碧の一発レッド、齊藤のPK献上はいずれも厳しく、特に後者はミスジャッジだろう。こうした不運に足を引っ張られながら、小川の意地の一発で勝点1を手に入れた。ただし、チーム全体的に疲労の色が濃く、身体のキレを欠く選手も多かった。フレッシュな選手を起用し、最後くらいは躍動感の溢れるサッカーを見せてほしかった。
 
【個人採点・寸評】
GK
12 大迫敬介 6
相手のミドルシュートを落ちついてセーブ。その後のフィードの判断もよく、安定感、存在感を示した。PKの失点は仕方がない。

 
DF
2 立田悠悟 6
リスク管理を重視して、シンプルにプレー。ただし、ビルドアップの場面でも安全なパスが多く、持ち運んだ場面は一度だけだった。
 
17 町田浩樹 5.5
時折縦パスを食野に入れたが、近くの選手に預けるパスが多かった。武器であるその左足をもっと活かしてほしい。
 
22 橋岡大樹 6
相手FWとよくバトルし、身体を張った。右ウイングバックだけでなく、3バックの一角としてプレーできることも証明。パスミスがやや多いのが玉に瑕。
MF
5 杉岡大暉 5.5
スピード、迫力、クロス精度のいずれも本来の出来から遠かった。22分のボレーシーンはせめて枠には飛ばしたかった。

7 田中駿汰 6
裏へのフィードを多用し、チャンスを創出。43分には自らゴール前に飛び出したものの、左足のシュートは枠から逸れてしまった。

8 田中 碧 5.5
ボールをしっかり奪い、キープし、運ぶ。中盤で存在感を発揮していたが、無念の退場。確かに足の裏が相手に足に入っているが、不運だった。
 
10 食野亮太郎 6(83分 OUT)
3試合連続先発で、さすがに身体のキレがなく、相手に囲まれるシーンが多かった。だが、72分の先制点の場面では冷静に小川のゴールをアシスト。

16 相馬勇紀 6.5(89分 OUT)
右サイドに入り、1対1の状態でほぼクロスを上げた。杉岡のシュート、食野の折り返しを生んだ場面は良かったが、もう少し精度を上げたい。

19 旗手怜央 5.5(HT OUT)
仕掛ける姿勢は見せたが、疲労の色が濃く、ボールが足についていなかった。36分、食野の折り返しをシュートした場面も反応がやや遅かった。
FW
9 小川航基 6
裏を狙ったり、中盤に落ちたりしてボールを要求。先発した第1戦から周囲との連係が改善。72分には右足で渾身のシュートを決めた。
 
交代出場
MF
6 齊藤未月 6(HT IN)
田中碧の退場を受けて後半頭からボランチに。ピッチを駆け回って数的不利を感じさせない働きをした。PK献上はミスジャッジだろう。
 
FW
18 田川亨介 −(83分IN)
最初は左サイドハーフに、終盤は2トップの一角に入った。左サイドを攻略した終盤の場面ではしっかり中に合わせたかった。
 
MF
21 松本泰志 −(89分IN)
終盤に3ボランチの一角としてピッチに送り込まれたが、攻撃を組み立てるには時間が短すぎた。
 
監督
森保 一 5
フレッシュな菅、遠藤を起用しなかったのは疑問が残る。田川、松本の投入も遅く、チャンスにはほとんど繋がらなかった。
 
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)