ゴールへの執着心がおもわぬ“珍プレー”を引き起こした。

 現地時間1月22日に行なわれたフランスのリーグカップ準決勝で、パリ・サンジェルマンは、スタッド・ドゥ・ランスに3-0と快勝。2年ぶりのファイナルの舞台へと駒を進めた。

 話題を呼んでいるのは、パリSGが3点をリードして、試合の趨勢が決していた89分のシーンだ。ゴール前の混戦でボールを持ったパリSGのフランス代表FWキリアン・エムバペが、相手DFとGKと交錯。転倒しながらルーズになったボールを、なんと左手で押し込んだのだ。

 レンヌの選手たちも思わず笑ってしまうほどの誰の目にも明らかなハンドだけに、目の前で見ていたミカエル・レサージ主審は問答無用でイエローカードを提示。エムバペは苦笑いを浮かべながら、警告を受け入れるしかなかった。

 フランス・サッカー界の至宝が見せた貪欲さに海外メディアも反応。英紙『Daily Mail』は、驚きをもってこう綴っている。

「水曜日の夜、エムバペは露骨なハンドで得点をする奇妙なシーンを引き起こした。彼はルーズボールをためらうことなく手でゴールへと打ちこんだ。これはしっかりと主審に見られており、イエローカードを提示された。パリ・サンジェルマンの決勝進出前に見られた滑稽な場面だった」

 ファンもこのエムバペの行動に驚きを隠せない。問題のシーンを切り取ったフランス・メディア『Canal Plus』のツイッターには、次のようなコメントが相次いだ。

「ネイマールによる悪影響だ。この種のプレーヤーは悪質だ」
「コメンテーターは『エムバペはごまかしきれなかった』と冗談を言うだけ……。愚かなことだというのに」
「なんでレッドカードじゃない? 彼は退場にすべきだった」
「本当に美しい。(これは皮肉だ)」
「完全に舐めている。相手に対するリスペクトの欠如」
「若いうちに態度を正すべき。このままじゃ傲慢になって、憎まれるだけ」
「アイルランド戦のアンリのような“巧さ”はない」

 咄嗟のプレーでファンの怒りを買ったエムバペ。その振る舞いは、しばらく物議を醸しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部