アンドレス・イニエスタの鮮烈なアジア・デビューを、海外メディアが軒並み大絶賛だ。

 水曜日ナイターで行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ初戦、ヴィッセル神戸対ジョホール(マレーシア)の一戦は、ホームチームの5−1大勝に終わった。ハットトリックを達成した小川慶治朗と並び、圧巻のハイパフォーマンスを披露したのが、元スペイン代表のマエストロだ。2アシストを含む3ゴールに絡んでみせ、土曜日の富士ゼロックス・スーパーカップに続き、コンディションの良さを存分に示した。

 そんな英雄の活躍ぶりに、母国スペインのメディアも興味津々だ。全国紙『Marca』は「イニエスタがアジア・デビュー戦でふたつの傑作アシストを生み出した」と銘打ち、次のようにレポートしている。

「ジョホール戦のイニエスタは、阻止不可能な出来でピッチに君臨した。自陣からの狂いなき見事なロングパスでオガワの先制点をお膳立てすると、その後も絶えることなく異彩を放った。そして72分には頭で押し込むだけでいい完璧なクロスボールを供給して5点目を演出。88分に退くまで、極上のショーを提供し続けた」

 同じくスペイン紙『As』は「バルセロナ時代と違わぬ、異次元の天才ぶりを披露。ゼロックス・スーパーカップでの先制アシストも素晴らしかったが、ジョホール戦の2アシストも極めてクオリティーが高く、試合を通して圧倒的だった」と評している。

 先日、1月の移籍市場でバルサが神戸側にイニエスタのレンタル移籍を打診して断られていた、というニュースが飛び交った。信憑性は定かでないが、34歳にして全盛時を彷彿させるパフォーマンスを連発しているのは事実だ。世界中のファンにあらためて「イニエスタここにあり!」を示している。

 
 さらに世界的ネットワーク『Fox Sports』は「アジア中がイニエスタの“88分間”に酔いしれた」と伝え、米スポーツ専門チャンネル『ESPN』は公式ツイッターで「これぞワールドクラスの美技」と動画付きで紹介。欧州衛星放送『Eurosport』も「(イニエスタは)華々しいアジア・デビューを飾った。まだまだ、その輝きが色褪せることはない」と報じている。

 目下絶好調のイニエスタ。神戸との現行契約は2021年シーズンいっぱいまであり、少なくともあと2年、日本のサッカーファンはこの魔術師の妙技を間近で堪能できる。なんと幸せなことであろうか──。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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