今月9日にリオ・デ・ジャネイロ州選手権前期の最終節で、宿敵のフルミネンセに0-3と惨敗し、ファイナルステージ進出を逃したことで、アルベルト・ヴァレンティン監督の解任に踏み切っていたボタフォゴがチームの再興を託したのは、Jリーグでも馴染みのある名将だった。

 現地時間2月12日、ブラジル1部のボタフォゴは、パウロ・アウトゥオリ監督の招聘を発表した。

 現在63歳のアウトゥオリは、ブラジル国内でも屈指の実績を誇る、文字通りの名将だ。1986、95年、98年、01年と過去4度にわたって、ボタフォゴの指揮官となっていたブラジル人は、1995年にはクラブ史上唯一のブラジル全国選手権優勝を成し遂げた。また、サンパウロを率いた05年には、クラブ・ワールドカップを制し、「世界一の監督」となった経験も持つ。

 06年に鹿島アントラーズ、15年にセレッソ大阪とJクラブの指揮官を歴任したアウトゥオリは、ブラジル国内での監督廃業を公言していたが、ブラジル・メディア『Globo』によれば、「ボタフォゴへの愛情」から古巣への窮地に重い腰を上げた格好となったようだ。

 現地時間2月19日に本拠地のニウトン・サントスで就任会見に臨むアウトゥオリは、自身のプランを明らかにしていないため、今月7日に電撃加入した本田圭佑の起用法は不透明なままだ。

 果たして、ブラジル・サッカー界でも指折りの実績を持つ指揮官の下、本田はどのようにプレーするのか。その采配に注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部