現地時間3月11日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)ラウンド・オブ16の第2レグで、アトレティコ・マドリーは延長戦の末にリバプールを3-2(アグリゲートスコア4−2)で撃破。難攻不落の敵地アンフィールドで、昨シーズン王者を沈めたのだった。

 右SBで先発したキーラン・トリッピアーにとっては、喜びもひとしおだっただろう。トッテナムに所属していた昨シーズン、CL決勝の舞台でこのリバプールに0-2で敗れているからだ。ちなみにその時の会場は、現在の本拠地であるワンダ・メトロポリターノだった。

 そのイングランド代表DFは、英紙『Mirror』の取材に対し、リバプール戦の試合後に敵将ユルゲン・クロップがアトレティコの守備的な戦術に苦言を呈したことに反論している。

 ドイツ人指揮官は、「こんなことを言うのは、“バッドルーザー”」と認めながらも、こうコメントしていた。

「なぜアトレティコはあれほどのクオリティーがありながら、あんなサッカーをやるんだ。コケ、サウール、ジョレンテがいるんだ。適切なサッカーができるのに、90分間、深く守ってカウンター狙いだ。気分が悪い」

 トリッピアーは、「僕たちが守備的だと思っている人がいるみたいだけど、リバプールとの戦い方にこだわりすぎてるんじゃないか」と言ってこう続けた。

「あそこ(アンフィールド)に行って、リバプールに真っ向勝負を挑めば、0-6で負けるだろう。それを期待している人がいるとは思えない」

「守りすぎと評論家は文句を言うけど、僕らがアンフィールドでリバプールのような攻撃サッカーをするとでも思っていたのか?」と、ご意見番やメディアの意見にもチクリとやり、大切なのは結果だと強調した。
 
「計画を立てて乗り込む必要があった。それを実行したんだ。守らなければいけなかったが、最も重要なのは、勝ったことだ。文句を言うのは勝手だけど、あのような試合にはプランが必要なんだ。リバプールはチャンスを逃し、僕らは2試合とも勝った。やり遂げたんだ」

 もっとも、クロップ監督も、「アトレティコは勝利に値する。おめでとうと言いたい」と、敵を称えることも忘れていなかった。その言葉通り、プレミアリーグでトップを独走するレッズを打ち破った戦いぶりは、称賛に値するものだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部