弱冠15歳で母国を飛び出したセスク・ファブレガスは、アーセナルでキャプテンになるまで飛躍した。だが2011年、アーセナルを離れ、古巣バルセロナに移籍した。

 英衛星放送『Sky Sports』によると、セスクは『Arseblog』のインタビューで「僕はキャプテンだった。つねに大きなプレッシャーを感じていたんだ」と、当時を振り返っている。

「僕はチームを何かしらの勝利に導かなければならなかった。全力を尽くしたよ。負けた時は家に帰って泣いたりしていた。苦しかった。眠れない夜を過ごしたよ。それが、負けた時にバスで打ちひしがれていると、一部の選手が笑う声が聞こえたりする。後でどこにいくんだろうと思ったりしてね」

 さらに、セスクは「そういうのが数年続いた。僕たちは美しいサッカーをしていたし、その点は楽しかったけど、すごいプレッシャーで、ある時点で孤独みたいに感じていた」と続けている。

「とくに最後の2、3年は、精神的・技術的に自分と同じレベルにある選手が、ロビン(・ファン・ペルシ)とサミア(・ナスリ)のふたりだけだと感じることもあった」
 
 クラブの補強方針にも思うところがあったようだ。元スペイン代表MFは、「多くのことを思った。ちょっと空虚な感じだったと認めなければいけない。自分は全力を尽くしている、クラブは何人か補強できただろうけどそれが実現しなかったと知っている、そんなことで心身ともに疲れ切っていた」と話している。

「一部の選手の振る舞いを見たり、そういうこともあって、ほかのことをチェックしたいと望んだ。そういう理由でなかったら、当時アーセナルを離れていなかっただろう」

 アーセナルのサポーター、そして当時のチームメイトたちは、この発言をどのように受け止めるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部