今シーズンのセリエAで急成長を遂げているのが、デヤン・クルセフスキだ。2000年4月25日生まれの19歳は、アタランタからレンタル加入したパルマで23試合に出場して5得点・7アシストと活躍し、今冬にユベントスへの完全移籍が決定した。

 今シーズン終了まではユーベからのレンタルという形でパルマでプレーする俊英が、自身のインスタグラムですごいと思った選手や参考にしているプレーヤー、母国のレジェンドについて語った。
 
 これまでで、上手いと思った選手に挙げたのがアタランタでともにプレーしたヨシプ・イリチッチだ。

「イリチッチのプレーは並外れていた。とても強い選手で、世界でも最高の選手のひとりだと思う。これには議論の余地はないね。彼からは、とても多くのことを学んだよ」
 
 対戦して脅威だった選手には、ユベントスの2人を挙げている。

「クリスチアーノ・ロナウドは、この前の試合で素晴らしいプレーをしていた。ドグラス・コスタも1対1になったら、どうしようもなかった。とても速かったね」(セリエA第20節でパルマはアウェーでユーベと対戦し、1対2で敗戦。C・ロナウドが2ゴール)
 お気に入りの選手は、レアル・マドリーのエデン・アザールのようだ。

「彼のようなプレーをしたいと思っている。本当にすごい選手だよね。動き方やフェイントを真似しているんだ。とても参考になるよ」
 
 ウイングやトップ下、センターハーフをこなすクルセフスキは、自身のポジションについてどう思っているのか。

「ポジションについて聞かれたら、トップ下の選手と答えている。でもそれは監督によって、場合によって、どこでも対応するよ。ゴールを決めることがモチベーションにつながる? ジェルビーニョのアシストで決めたセリエA初ゴール(第6節のトリノ戦で先制ゴール。3−2で勝利)は、僕のすべてを変えたんだ。美しいゴールではないかもしれないけど、僕にとっては非常に重要なものだった」
 
 スウェーデン代表の先輩、ズラタン・イブラヒモビッチについても熱く語っている。

「彼はスウェーデンを変えたと思っている。彼が何かを成し遂げたとき、スウェーデンの多くの若者が“自分たちもできる”と思ったんだ。不可能なんてないことを、彼はみんなに示した。

 僕も彼もスラブ人がルーツで、それも共感する要因かもしれない。彼はみんなのアイドルだ。まだ直接会ったことがないから、ミランとの対戦を楽しみにしているよ。彼と話ができたら、それは夢のようだね」
 現在、セリエAはコロナウイルス感染拡大防止のため、中断している。再開見込みもたたないなか、クルセフスキは毎日をどのように過ごしているのか。
 
「本を読んだり、料理をしたり、バスケットボールを見たり。チームメイトの(ガストン・)ブルグバンと(リッカルド・)ガリオーロ、エルナニと一緒にプレーステーションも楽しんでいるよ。いつも彼らと一緒にいるんだ。食事について? イタリア料理とスウェーデン料理を作っているよ。ミートボール入りのパスタが好きなんだ」
 
 ロベルト・ダベルサ監督のもと、10勝5分け10敗で20チーム中9位につけているパルマ。コロナウイルスの影響でセリエAは中断しているが、再開後にはこのクルセフスキのプレーに注目したい。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部