チームの躍進に守備の安定は不可欠だろう。昨季は、J1最少失点のC大阪が5位、J1で2番目に失点の少ないFC東京と広島が、それぞれ2位と6位だった。

 そこで今回は、守備にスポットを当てたランキングを作成。2001〜19年のJ1リーグにおける全チームの1試合平均失点をもとに、数字が低いほど堅守としてランク付けした。21世紀のJリーグ史上、最も鉄壁だったチームをデータで検証すると、トップ10は以下の通りとなった。

順位        チーム名(年度) 1試合平均失点(失点数/試合数)
1位        大分(08年)      0.71(24/34)
2位タイ      C大阪(19年)     0.74(25/34)
2位タイ      仙台(11年)      0.74(25/34)
4位        川崎(18年)      0.79(27/34)
5位タイ      浦和(16年)      0.82(28/34)
5位タイ      浦和(07年)      0.82(28/34)
5位タイ      浦和(06年)      0.82(28/34)
8位タイ      FC東京(19年)    0.85(29/34)
8位タイ      広島(19年)      0.85(29/34)
8位タイ      横浜(14年)      0.85(29/34)
8位タイ      広島(13年)      0.85(29/34)
 

 トップは08年の大分だ。4年目を迎えたシャムスカ監督の下、リーグ屈指の堅守を構築し、クラブ歴代最高の4位に躍進。守備陣は主に、森重真人、上本大海、深谷友基の3バック、ホベルトとエジミウソンのダブルボランチ、西川周作または下川誠吾のGKで形成され、ナビスコカップでは優勝を果たした。ちなみに森重は19年のFC東京でも主力で、Jリーグのなかでも特に優れたDFであることが窺える。

 2位には19年のC大阪と11年の仙台がランクインした。当時、チームを率いていたのは前者がロティーナ監督で、後者が手倉森誠監督。どちらも統制された守備の構築に定評のある監督で、そんな指揮官に導かれて19年のC大阪は5位、11年の仙台は4位だった。

 トップ10にランクインしたチームのなかで、年間優勝したのは18年の川崎、06年の浦和、13年の広島の3クラブ。16年の浦和はチャンピオンシップで鹿島に敗れたものの年間勝点ではトップで、数字が示しているとおり王者に輝いた06年のチームと同じくらい守備力でも優れていた。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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