本田圭佑が呼びかけ、4月29日に開始された「NowVoice」という音声サービスが本田自身にも思索を巡らせるきっかけとなっているようだ。

 同サービスは、本田が経営するNowDO社とスポーツメディア「SPORTSBULL(スポーツブル)」を運営する運動通信社による共同事業で、“トップランナーと「声」で繋がる”というキャッチフレーズのもと、第1弾はスポーツ界から16人のトップアスリートが集結した。集まったのは、“盟友”の長友佑都をはじめ、メジャーリーガーのダルビッシュ有、競泳の池江璃花子、テニスプレーヤーの錦織圭、NBAプレーヤーの渡邊雄太ら、国内外で活躍する様々な競技の選手だ。

 本田は5月1日に自身のツイッターを更新し、「NowVoice」の渡邊雄太の「日本の子供達へ」というコンテンツを引用し、以下のようなコメントを投稿した。

「中学生の頃、祖父母に『私立に行ったら金かかるからサッカーは諦めて公立高校にいきなさい』って言われました。大人って子供達の未来を奪っちゃう危険があるんですよね。俺も気をつけよ」
 
 この投稿には、ファンから以下のようなコメントを寄せられた。

「僕も同じ経験しました。共感します」
「子供の頃って家族と学校が世界のすべてやから、めっちゃ影響うけますね」
「子供の未来を修正するのも大人の大事な使命です」
「難しいことだよ。他の人の犠牲が伴うことでそういった大人を責めることはできないよ。みんなが不幸になることもある」
「資金面など含めサポート体制を作ってあげることって大事だと思います」

 大阪府出身の33歳は、中学時代をガンバ大阪のジュニアユースで過ごすと、“私立”の石川県の星稜高校へ進学。その後2005年に名古屋グランパスに加入すると、2008年にはオランダのVVVへ移籍。さらにロシアのCSKAモスクワ、イタリアのミラン、メキシコのパチューカ、オーストラリアのメルボルン・ヴィクトリーと渡り歩き、今年1月にブラジルのボタフォゴへ加入した。

 ボタフォゴでの初陣ではPKによるゴールを決め、華々しいデビューを飾った一方で、サッカークラブのチーム経営やカンボジア代表スタッフへの就任、そしてアジア最大級のサッカースクールである 「SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL」の経営と運営プロデュース、さらには数十社に渡るベンチャー企業への投資などを通じ、世界中で夢を追い求める若者たちにより成長の機会を与えることで、世界をより良く変えることを使命としてきた。

 日本サッカー界のカリスマが投じた一石は、ファンの反響を呼び、子供たちの未来を考えるきっかけになっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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