FC東京主催の『青赤STAY HOME週間』企画が2020年5月2日から開催されている。その中で、かつてFC東京でともに戦った羽生直剛と長友佑都が「SPECIAL TALK ROOM ニュウ&ユウト」で対談。FC東京のクラブナビゲーターである羽生が、ゲストの長友(現ガラタサライ)にいろいろ質問をぶつけた。

 まず、羽生が「なぜ、今回の企画を引き受けてくれたのか?」と訊くと、長友は次のように回答。「受けさせてくださいという感じでしょ。FC東京の企画で、しかもニュウさん(羽生さんの愛称)に会えるわけでしょ、久しぶりに。俺としては、食いつき気味のイエスでしょ」と羽生との絆の強さをアピールした。

また「こんな状況下でプロアスリートがやるべきこと、サッカー選手の価値」については、羽生と長友は次のように語っていた。

長友:サッカーは偉大。生きるためには必要ないけど、幸せになるためには必要だなと思う。こうなってサッカー選手の価値はどうなんだとか、自分の中でも考える機会と時間をもらえている。サッカーはマインドを変えてくれます。トルコでもサッカー熱が凄いんですよ。サッカーが人生を彩っていると言っても過言ではないというか、サッカーで楽しんで、サッカーで悲しんで、サッカーで幸せになってっていう。喜怒哀楽を、こういう世界で経験させてもらってね。

羽生:サッカーないから病んじゃっている人もいそうだもんな。

長友:絶対にいると思いますよ。なのでサッカーに出合えて、プロとしてやらさせてもらっているのはマジで幸せなこと。と思うと同時に、自分で言うのもなんですけど、これまで自分が多少なりとも積み上げてきた影響力というものがあって、日々のトレーニングも含めて自分の努力というものもあるんだけど、応援してくれる人とかサッカー自体に影響力がなければ今の自分は確実にいなくて。こういう状況こそもう、アスリートだったり、影響力のある人というのはそれを返す時間だと思います。その影響力で何かできるという。

羽生:凄いね。本当にそうだよね。

長友:だって、サッカーが人気なくてあまりファンがいないとか、日本代表もそうだし、JリーグもFC東京もそうだし、なかったら僕らいないですからね。
 
 他にも「エスプレッソ話」「長友のFC東京での一番の思い出話」などで盛り上がったふたりだが、興味深かった彼らのやり取りをダイジェスト版でいくつか紹介しよう。

【長友のFC東京復帰について】
羽生:この動画を見ている人たちはいつ帰ってくるんだって思っているんじゃない?

長友:いいすか?

羽生:今見ている人たち、超ドキドキしながらきいているよ。なんて言うのかなって。

長友:FC東京への想いは強いからさ、イタリアに出発する前のセレモニーの時に強い言葉というか「また帰ってくる」みたいなことを言って。そりゃあ、プレーしたいですよ、青赤のユニホームを着て。ただ、これはさ……。

羽生:「ただ、これはさ」が早くなかった?(笑)

長友:いやいやいや(笑)。聞いてください。俺の想いだけで成立するものではないからさ。

羽生:まあ、金だよなあ(笑)。

長友:そうそう。

羽生:そうそう、じゃないだろ(笑)。言っておくよ。

長友:えっ、何? 聞こえなかったです。

羽生:金だな、金。

長友:(爆笑)今聞こえなかったんですよ。だから、適当に「そうそう」って言っちゃったよ(笑)。ネットの状況か分からないですが、聞こえなったんですよ。

羽生:「金?」って聞いたら、「そう」って言ったから、「やべえな、こいつ」と思って(笑)。

長友:いやいやいや(笑)。とにかく、自分の想いと、フィジカルコンディションも含めてね、チームに貢献できるっていうものがあって、クラブもそうだし、羽生さんが求めてくれたら……。

【悩みについて】
羽生:最近の悩みは?

長友:ないなあ。

羽生:凄いな。羨ましいな。

長友:すぐ処理するんでね。処理能力は早いです。僕も感情はあります。不安になったり、緊張したり、怒りがあったりもするんですけど、そこからの処理能力はめちゃくちゃ早いと思います。(中略)おぼれそうになってもすぐいきますよ、みたいな。(中略)逆境が大好物なんでしょうね。

羽生:(橋本)拳人が「びびった」って言っていたよ、代表の時の佑都の意識の高さに。

長友:意識の高さと言ったら長友でしょうね。

【対峙してもっともやばかった選手について】
羽生:一番やばい選手はいる?

長友:一番やばいの?

羽生:対峙してさ。

長友:いすぎてさ。言ったらサバンナ行きますよ、で、行ったら、ライオンだらけみたいな。

羽生:俺も引退してから「対戦した中で誰が一番うまかったですか?」って聞かれるけど、みんな良い時は誰でも上手いもんな。

長友:ライオンとかチーターとかばっか。チャンピオンズ・リーグとか、セリエAのトップのほうは化け物ばかりですね。

 こんな状況だからこそ実現できたスペシャルトーク。約30分のこの動画では、羽生と長友の仲の良さも再確認できる。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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