トーゴが生んだ英雄の“嗜好”はやはり、一風変わったものだった。

 英紙『The Sun』の恒例企画といえば、やはりワールドクラスにして超高給取りであるフットボーラーたちのガレージ特集だろう。今回登場したのは、元トーゴ代表のFWエマニュエル・アデバヨールだ。レアル・マドリー、アーセナル、マンチェスター・シティなどで活躍した名ストライカーは現在、パラグアイのオリンピアでプレーしている。

 先日、そのアデバヨールの発言が物議を醸した。母国トーゴのコロナウイルス対策に寄付をしていないと突かれると、「そう言っている人たちに言いたい。俺は寄付なんかしない。自分がやりたいことをやり、食べたいものを食べる。それだけだ」と言い放ったのだ。

 そして直後に公開したのが、自身のガレージを撮影した動画。高級車が所狭しと並ぶ壮観なムービーで、関係者は「我々はこれによってアデバヨールが成功者だというメッセージを伝えたいのではありません。信じて仕事を続けていけば、『あなたもできる』ということを言いたかったのです」とのメッセージを添えた。だがこの行為がまた、波紋を広げてしまっている。

 そこで、『The Sun』紙は絶好のタイミングとばかりにアデバヨールのカーコレクションを特集。「あまりにも独特! 選手本人のライフスタイルそのままに、圧倒的なスケール感で型にはまらない」と綴り、ガーナの首都アクラに構える超豪邸のガレージを紐解いた。どこまでがアデバヨール自身のクルマかは判然としないが、すべて合わせると40台近くにのぼるという。

 所有車のなかでもっとも高額なのは、ロールスロイス『Phantom』で36万ポンド(約4860万円)。オレンジを織り交ぜたカラーリングが奇抜で、1000万円程度の改造資金を投じたとされている。ほかにも、メルセデス・ベンツやアウディのハイモデルをリムジンのようにカスタマイズし、内部をゴージャスに改装したものが4台。これらは自身が運転するというよりはガーナに招待したセレブの友人や家族とくつろぐためのスペースとして活用しているようだ。

 あとはメルセデス『G65 SUV』やアウディ『Q8』、ポルシェ『Cayenne』、レンジローバーなど4輪駆動の高級車がずらりと居並ぶ。ランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンなどのいわゆる加速自慢のスーパーカーはほぼ所有しておらず、アフリカの自然と大地を疾駆できるSUVをより愛しているようだ。

 
 特徴的なのは、5台の3輪モーターサイクル(トライク)もレパートリーに加えている点。なかでもお気に入りはBRP『Can-Am Spyder』で、価格はおよそ1万800ポンド(約243万円)。『The Sun』紙によると「街中へのちょっとした買い物にはこの3輪カーを活用している」とし、「頻繁にバギーやオフロードカーでジャングル探検するなど、普通のプロフットボーラーはまずしないアクティブなカーライフを送っている」と記した。

 ひたすらに我が道を突き進む36歳。人生を心の底からエンジョイするなかで、愛車たちは貴重な生活の一部となっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】名手アデバヨールの豪華カーコレクションを一挙公開! ファッションを極めた私服姿にも注目!