昨年11月から、FIFAの要職を務めている。だが、アーセン・ヴェンゲルが古巣アーセナルを気にかけていることは変わらない。

 1996年から2018年までガナーズで指揮を執ったヴェンゲルは、3度のプレミアリーグ制覇や7度のFAカップ優勝など、数々のタイトルを獲得した。

 黄金期を築いたヴェンゲルだが、19年ぶりにチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を失って迎えた2017-18シーズンを最後に退任。クラブはウナイ・エメリを後任に招いたが、2年目の今季途中に成績不振から解任している。

 ヴェンゲルはかつての教え子であるミケル・アルテタの下で、チームがアイデンティティーを取り戻し、復活することを望んでいる。英『talkSPORT』で、ヴェンゲルは「まだアーセナルのことがとても心配で、試合をすべて見ている」と話した。

「アーセナルのサッカーのやり方には文化があると信じている。それが尊重されることを望んでいるよ。ミケルがそれを取り戻せるように願っている」
 
 一方で、ヴェンゲルは「ユルゲンは非常にうまくやってきた。あのクラブは30年タイトルを待ったからね」と、今季のプレミアリーグで独走してきたリバプールとユルゲン・クロップ監督を称賛している。

「2位のマンチェスター・シティにあれほどの大差をつけたことを考えてごらん。25ポイント差だ。とても大きな差だよ。(新型コロナウイルスの危機で中断したプレミアリーグの今後を)イングランドがどう決めたとしても、みんなの頭の中で王者はリバプールだと思う」

 アーセナルは2003-04シーズン、ヴェンゲルの下で無敗優勝という偉業を成し遂げた。愛弟子であるアルテタはいつか、今季のリバプールのようにプレミアリーグで圧倒的な強さを見せることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部