かつてカルチョの名立たるクラブを率いた経験を持つアルベルト・ザッケローニは、イタリア・メディア『Tutto Udinese』で、自身の考える“監督観”を明かした。

 ウディネーゼやミランを率いて、欧州屈指の熾烈さを誇っていた90年代のセリエAを代表する指揮官となったザッケローニ。インテルやユベントスなどのメガクラブの監督を歴任して、迎えた2010年の8月から4年間に渡って指揮した日本代表では、11年にアジアカップ制覇も成し遂げた。

 日本代表の監督職を辞した2014年の夏以降も、北京国安やUAE代表で辣腕を振るい、アジアを舞台に活躍してきた67歳の智将は、その指導者キャリアが実に40年を迎えている。

 今現在はフリーとなっているザッケローニは、新たに活躍の舞台となるクラブを模索するうえでのポイントを、同メディアで明かしている。

「クラブチームにおいて会長との“闘い”をやっていけるほどの忍耐力は、今の私にはない。だから誰かの伝手でたどり着いた場所ではなく、会長自身が私を望んでくれる場所がいい。伝手でたどり着いた場所では、常に1年ごとの契約だった」
 

 さらに今後のキャリアについても問われたザッケローニは、「実は代表チームを率いるのは、あまり好きじゃない」と正直に告白した。

「代表に関して言えば、あまり好きではなかった。プレーする機会があまりに少なく、技術的と言うより、政治的な選択を迫られることがあまりに多いからだ。私は常に若い選手たちに影響を与えたいと思っている。だからプリマベーラを追ったこともある。最高の若手たちを指導してみたいんだ」

 以前から日本への愛を口にしてはばからないザッケローニだが、代表ではなくJリーグクラブで指揮を執ることはあるのだろうか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部