イタリアサッカー界は、6月13日のコッパ・イタリア準決勝第2レグからシーズンを再開させる。セリエAは20日から再開。まずは未消化分の第25節が行われる。

 吉田麻也が所属するサンプドリアは、6月21日のインテル戦でシーズン再開となる。そのビッグマッチに向けて、チームは新たなシステムを準備しているようだ。

 イタリア・メディアによると、クラウディオ・ラニエリ監督は中断期間中に3バックへの移行を決めたという。吉田、同じく冬に加入したロレンツォ・トネッリ、そしてオマール・コリーの3バックだ。

 本拠地ジェノバの地元紙『Il Secolo XIX』は6月2日、その3人にとって残りのシーズンは将来がかかっていると報じた。コリーは他クラブからの関心があり、吉田とトネッリはレンタル加入だからだ。

 サウサンプトンから移籍した吉田について、同紙は今後が「デリケートな状況」と伝えた。「吉田が出場し続けるためには、ピッチでそれを勝ち取らなければならない。そのためには、試合に出て納得させるしかない」と指摘している。

 また、『Il Secolo XIX』紙は、吉田がプレミアリーグのクラブに所属していただけに、サンプドリアにとってそのサラリーが高額であることも報道。一方で、加入直後から環境に溶け込んでいることも強調した。

「彼は高いプロ意識やピッチで良いところを見せてきただけでなく、病院へのマスク寄付、方言を使った動画、隔離中の全選手へのスピニングバイク提案と、まるでチームを代表する人間かのような取り組みができる」

 最後に、同紙は「つまるところ、クラブは彼を残すことを検討している。もちろん、パフォーマンスとサラリー要求がそれを許さなければならないが」と、クラブが吉田と契約を更新する可能性があるとしつつ、その条件は再開後のパフォーマンスと金銭条件次第と締めくくった。

 新型コロナウイルスの影響もあり、イタリアでまだ1試合にしか出場していない吉田。ラニエリが3バック移行を決めたことが、日本代表DFのサンプドリアでのキャリアにどう影響するのか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部