6月27日に約4か月ぶりにJ2が再開するなか、7月4日のJ1再開も約1週間後に迫ってきた。

 6月26日のトレーニング後には、川崎の鬼木達監督がオンライン取材に登場し、ここまでの準備の成果、チームの現状などを説明してくれた。

 新型コロナウイルスの影響で無観客で行なわれる7月4日のホーム・鹿島戦に向けては、残り一試合、トレーニングマッチを用意しているというが、ここまで非公開で行なわれた3つの練習試合には全勝。

①6月13日の相模原戦(45分×3本:合計3-0[1-0、0-0、2-0。得点者:旗手②、オウンゴール])

②、6月17日の町田戦(45分×3本:合計5-0[1-0、2-0、2-0。得点者:レアンドロ・ダミアン、大島僚太、宮代大聖、田中碧、旗手玲央])

③6月20日の練習試合(45分×4本:対戦相手非公表 合計7-0[0-0、1-0、2-0、4-0。得点者:脇坂泰斗、レアンドロ ・ダミアン、イサカ・ゼイン、三笘薫、宮代大聖③])

 スコアも試合をこなすごとに向上しており、鬼木監督も負荷のかかるフィジカルメニューなども課しながら、結果を残した選手たちを「厳しいなかでも意欲的にやってくれたなという印象があります。上を目指しているので、もっとというところはありますが、今、持っている力を存分に出してくれていると思います」と労う。

 得点者の顔ぶれも多彩で、大卒ルーキーのアタッカー・旗手玲央、アカデミー出身でプロ3年目のストライカー・宮代大聖ら若手が大いにアピールしている点も好材料だろう。

 誰を先発させるべきか鬼木監督も嬉しい悩みを抱えている様子で、その点に触れると、微笑を浮かべつつ、「誰が出ても良い形で進んでいます。ミックスというか各選手がいろんな選手の特長を捕まえられるようにやってきたので、様々な選手、そしてFWが点を取っていることは非常にポジティブだと思います」と答える。
 
 今後の予定は「ポジティブな結果は付いてきているので、あとは細かいところ。自分のなかでこういう隙を見せたくないなという部分を最後、潰しにかかりたいです」と、仕上げへの見通しを明かす。

 鹿島戦に向けて「来週は対相手というところなってくる」とも説明し、改めて「こぼしてはいけない守備のところだったり、球際などですね。攻撃ではラストの精度のところ。チャンスはかなり作っているので、あとはラスト1本が通っていればという部分だったり、そのひとつ前、そこが通ればビッグチャンスという部分の精度を上げていきたい」と方向性を示した。

 さらに過密日程に向けても「選手層はうちの強み」とし、「ユーティリティな選手もいます。そして一人ひとりの意識も高い。そこは強みだと思います」と自信を覗かせる。

 今季から新布陣4-3-3を採用。練習試合の内容は不明なだけに、その完成度は未知数も、指揮官の言葉を聞く限りでは期待を持てそうだ。鹿島戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、油断は禁物だが、来週末のゲームが楽しみになってきた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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