昨今のサッカー界で、SNSは不可欠なツールとなった。選手やチームがファンに向けて、情報を発信するケースは、以前よりも圧倒的に増えている。

 一方で、ファンの反感を買ってしまう選手も少なくない。今年1月にローマからポルトガルのセトゥーバウにレンタルされたミルコ・アントヌッチもその一人だ。

 現地時間6月24日に英紙『The Sun』などが報道したところによると、このイタリアU-20代表FWは、今月18日に開催されたボアビスタ戦でチームが1-3で敗れた数時間後に、インフルエンサーの彼女ジネヴラ・ランブルスキさんと音楽に合わせて踊る動画を『TikTok』に投稿。この行為に、ファンから非難の声が殺到した。

 以前からランブルスキさんとの仲睦まじい投稿が、“炎上”していたアントヌッチ。だが、今回の敗戦後の騒動にはさすがの当人も反省しており、インスタグラムで次のように声明を発表した。

「僕は自分が犯した間違いを自覚している。ファン、クラブ、コーチやチームメイト、不快な思いをしたすべての人に謝りたい。SNSはやめるつもりだ。これからは、ヴィトーリア・セトゥーバウのユニホームを着て汗をかく僕の姿しか見ることはないだろう」
 
 しかし、この猛省も時すでに遅しだった。

 事態を重くみたセトゥーバウは、「もう彼を戦力として数えることはできない」と今シーズン終了までとなっていたレンタル期限を前に契約解消を発表した。

「うちの選手であるならば24時間、このクラブのバッジが意味すること、クラブの歴史、ファンへのリスペクトのために行動しないといけない。首脳陣、コーチ陣、スタッフは、アントヌッチがピッチ内外で求められない選手であったと理解している」

 SNSの使用は、もちろん個人の自由だが、アントヌッチのように選手キャリアに傷をつけないためにも、節度を守った投稿が求められそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部