現地時間6月28日に開催されたラ・リーガ第32節で、首位のレアル・マドリーはエスパニョールに敵地で1-0と勝利した。この結果、2位バルセロナとの勝点差を2ポイントに広げている。

 前半終了間際にセットプレーの流れから決勝点を挙げたのはカゼミーロだが、それ以上に賛辞が寄せられたのが、アシストを記録したカリム・ベンゼマだ。

 マルセロがクロスを入れ、セルヒオ・ラモスが頭で落とすと、ペナルティーエリア内でベンゼマがボールをコントロールしてからヒールキックで、寄せにきた相手DFの股下を通すパスを炸裂。これがフリースペースに走りこんでいたカゼミーロへの絶妙なアシストとなった。

 ボールを受ける直前まで、まったく後ろを見ていなかったにもかかわらず、見事なヒールで得点を演出したベンゼマのプレーを、スペイン紙『Marca』は、「絶対的に天才的なプレー」「別レベル」と絶賛している。

 さらに『Marca』紙によると、試合後にカゼミーロは「カリムのゴールだよ。僕たちは彼のクオリティー、そして彼がそのクオリティーで見せるプレーに慣れている」と、チームメートを称賛した。

「彼の功績だよ。僕たちは彼のクオリティーを知っている。だから、僕は彼に(ボールを)求めたんだ。彼ならくれると分かっていたからだよ」
 
 また、ジネディーヌ・ジダン監督も「カリムがやることにはまったく驚かない。彼はピッチでいろいろと思いつく選手なんだ。コントロール、ヒール、そしてパスと、全てがファンタスティックだった」とたたえている。

「今シーズンを代表するプレーのひとつになるかもしれない。カリムが毎年良くなっているのは、彼がしっかり自分のことをケアしているからだ」

 一方で、ベンゼマ本人は「良いプレーだったけど、もっとも大切なのはそのあとゴールを決めたことだ。カゼミーロがうまく決めてくれた」と謙虚な姿勢を保った。

「僕らは嬉しく思っている。(ヒールは)僕のサッカーの見方だよ。カゼミーロが後ろにくると分かっていたんだ」

 ベンゼマの殊勝な活躍もあり、シーズン再開からの5連勝を決めたマドリーは、このまま逃げ切って3年ぶりのリーグタイトル奪還を果たせるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部