近づいていたと思われていた久保建英のセビージャ移籍は、どうやら大きく後退したようだ。

 7月29日、スペイン紙『AS』は、「セビージャはレンタル先の候補からほぼ除外された」と報じた。現地の情報をまとめると、このアンダルシアの雄は、買い取りオプション付きの2年レンタルを望み、さらに久保のサラリーを負担する代わりに、レンタル料などは支払わない契約を求めていた。

 だが、『AS』紙よると、マドリーはレンタル料として250万ユーロ(約3億1250万円)を要求し、総額で500万ユーロ(約6億2500万円)のコストがかかるため、セビージャは二の足を踏んだようだ。
 
 その代わりに、新天地候補として急浮上してきたのがオサスナだ。マジョルカと同じ昇格組ながら10位と健闘したクラブへの移籍について、「実現性が高まってきた」と記事は伝えている。久保はスペインでのプレーのみを考え、次のステップとして年間40試合、すべてのゲームに出ることを優先しており、オサスナはそれを「保証する」と返答したようだ。

 さらに、久保が100周年を迎えたクラブ、そして新しく改修された本拠地エル・サダールの中心選手になれると説明。また、ジャゴバ・アルセテ監督もこの移籍に強く関わっているほか、ユニホームのサプライヤーが新たに(久保が契約している)アディダスに変更された点なども、アドバンテージになると報じている。

 ただ、ベティスやグラナダも“好位置”につけ、さらにセビージャのほか、レアル・ソシエダ、レバンテ、セルタ、アラベス、岡崎慎司が昇格に貢献したウエスカなどが争奪戦に絡んでいると記事は綴っており、まだまだどう転ぶかはわからないようだ。

 引き続き、日本の至宝の獲得を巡る激しいバトルから目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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