現地時間8月13日、チャンピオンズ・リーグの準々決勝が行なわれ、RBライプツィヒがアトレティコ・マドリーを2-1で下した。クラブ史上初のCLベスト4進出を決めたチームを率いるのは、33歳のユリアン・ナーゲスマン監督だ。

 試合後、勝利した青年監督は「このチームを心から誇りに思う」とコメント。格上を相手に90分間粘り強く戦い、88分のゴールで劇的に勝ち抜けを決めたプレーヤーたちを称えた。

 この熱戦の合間には、監督同士が激しくぶつかり合っていたようだ。英紙『The Mirror』によれば、ハーフタイムにロッカールームへ引き上げる際、ナーゲルスマンとアトレティコの指揮官であるディエゴ・シメオネが言い争う場面があったという。「かなり激しい罵り合い」で、お互いに激昂している様子だったと記事を伝えている。

 怒りの矛先は、どうやらお互い「ケガになりかねない」激しいプレーにあったようだ。ナーゲルスマンは試合後、この件について問われると、「試合後にシメオネは我々を祝福してくれた」と語り、このように述べた。

「彼は素晴らしい試合だったし、我々が勝利にふさわしいと言ってくれた。確かに、ハーフタイムで少し言い合いにはなった。でもそれは、彼がロッカールームへの道のりで見せた勝利への執念だ。その情熱で、信じられないような勝ち方をしてきた人だと知っている。それは悪いことではなく、監督としての彼の人柄は素晴らしいと思っている。だから、何も問題ない」

 ちなみにシメオネは、同じく試合後の会見で、口論について「語る必要はない」としながらも、「今日の試合は我々が負ける番だった。彼らは勝利にふさわしい。大好きなチームだ」と素直に負けを認めている。

 準決勝でRBライプツィヒは、トーマス・トゥヘル監督が率いるパリ・サンジェルマンと対戦する。指導者への道へ導いてくれた恩師との対戦が決まり、ナーゲルスマン監督は「胸を借りるような気持ちだ」と語っている。

「パリSGは一流の監督が率いるトップクラブだ。最後の数分、数秒まで驚異的で、アタランタ戦でもそれを証明していた。スターの揃ったスカッドに対峙するには100%以上の力を出さなければならないが、楽しみで仕方がないよ」

 そのパリSGとの大一番は8月18日に行なわれる。お互いを良く知る指揮官同士の駆け引きも、注目を集めそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部