失地回復を誓ってイングランドへやってきたコロンビアの至宝が鮮烈な輝きを放っている。今夏にレアル・マドリーからエバートンへ移籍したハメス・ロドリゲスだ。

 現地時間9月19日に行なわれたプレミアリーグ第2節で、本拠地にWBAを迎えたエバートンは5-2と快勝を収めた。

 開幕節のトッテナム戦に続く連勝に小さくなくない貢献をしたのが、ハメスだ。最大の見せ場は、1-1で迎えた前半終了間際の45分にやってきた。リシャルリソンのパスをバイタルエリア中央で受けると、ワントラップしてから得意の左足を一閃。鋭い弾道のシュートをゴール右下隅へと突き刺したのだ。

 見事なシュートでプレミアリーグ初ゴールを決め、勢いに乗ったハメスは、66分にもCKから鋭いボールを供給し、ハットトリック達成となるFWドミニク・キャルバート=ルーウィンのゴールをアシストした。

 昨シーズンにジネディーヌ・ジダン監督の信頼を得られず、公式戦わずか14試合で1ゴールに終わり、再起をかけて恩師カルロ・アンチェロッティが率いるエバートンに居場所を求めたハメス。いきなり好調な滑り出しを見せている現状を、地元メディアも絶賛している。

 地元紙『Liverpool Echo』は、寸評採点においてチームで2番目に高い8点をつけたうえで、次のように称えた。

「またも素晴らしいクオリティーを見せつけ、輝いた。素晴らしい持ち出しからの圧巻のショットだけでなく、相手DFの頭上を抜く華麗なパスは観る者を楽しませた」
 
 また、英公共放送『BBC』は、マッチサマリーにおいて「まだ始まったばかりだが、今のハメスとエバートンは刺激的だ」と綴り、こう続けた。

「この夏の移籍市場におけるカルロ・アンチェロッティの仕事ぶりは実に印象的だ。アランとドゥクレを中盤に加えたことで明らかに改善の兆しを見せている。だが、最もトピックとして取り上げるべきは、ハメスとの契約だろう。

 彼はこの夏にプレミアリーグに加わった選手の中で最高な結果を出している。開幕戦でもそうであったが、彼の優れたフットワークとビジョンはエバートンの違いとなり、個人的にも本調子に戻っていることを印象付けた」

 まだ2節を消化したに過ぎないが、ハメスはプレミアリーグで存在感を強めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部