[J1リーグ18節]大分0-2広島/9月23日(水)/昭電ド

【チーム採点・寸評】
大分 4
ホームでありながら全く躍動感がなく、重たかった。前半はシュート0本に終わり、失点後もリスクを冒すことはなかった。ノーリスク、ノーリターン、妥当な結果となった。

【大分|採点・寸評】 
GK 
1 ムン・キョンゴン  5.5
永井の執拗なプレスに慌てる場面もあったが致命的なミスはなかったが、2失点に過失はゼロではない。

DF
3 三竿雄斗 5
最後尾にいながらチーム最多の2本のシュートを放ち、ゴールへの意欲は見せたが、2失点目はカバーが遅れた。

5 鈴木義宜 4.5
先制点はドウグラスに強く当たれずパスを出され、追加点は裏を取られた。いつもの粘り強さは皆無で2失点に絡んだ。

29 岩田智輝 5
森島に対して間合いを詰め切ることできずに先制点を許した。攻撃のスイッチを入れようと攻め上がったが周りと連係できなかった。

49 羽田健人 5
可もなく不可もなくチームの決め事を守り無難なプレーに終始。プロ1年目の怖いものなさ、勢いも見ることができないのは残念。
 
MF
7 松本 怜 4.5
高い位置を保ち、パスを待ち続けたが思い届かず。後半の途中から右サイドに移ったが、ほとんど攻撃に関与することはなかった。

8 町田也真人 5.5(80分OUT)
ギャップで受け、背後に抜け、なんらかの抵抗をしようとするプレーは感じられたが結果が伴わなかった。

10 野村直輝 5(69分OUT)
プレースキックでは得点の匂いをわずかに感じさせたが、ミスが多く、本来の躍動感は感じられなかった。
 
MF
23 高山 薫 5(69分OUT)
同サイドで連係して崩す形は見られず、ペナルティエリア付近では慎重になりすぎ、アグレッシブさに欠けた。

32 前田凌佑 5(80分OUT)
パスを受けようと動くもバックパスが多く、ダイレクトパスも少なかった。リズムを生み出すことはなかった。

FW 
16 渡 大生 5(59分OUT)
動きの重いチームメイトを鼓舞しようと前線から追い回したが長くは続かず、無念の59分で交代。
 
交代出場
DF
19 星 雄次 ―(80分IN)
わずか10分程度のプレータイムだったが爪痕を残す気概を感じられた。他の選手にないハングリーさを感じた。

MF
4 島川俊郎 ―(80分IN)
自分にできることは泥臭く球際で戦い、セカンドボールを拾うことだと分かっていた。もう少し長い時間見たかった。

MF
11 田中達也 5.5(69分IN)
ボールロストは多かったが、同じくらい自分で仕掛けて局面を打開しようと気持ちが前面に出るプレーは好感を持てる。

FW
9 知念 慶 5(59分IN)
ボールが来なければ武器であるフィジカルの強さを発揮できない。苛立ちを隠しながらプレーする姿が切なかった。

FW
31 髙澤優也 5(69分IN)
久しぶりの出場機会も思いを爆発できず不完全燃焼。周囲の重さに引きずられ自分らしさを発揮できずに終わった。

監督
片野坂知宏 4.5
中2日で守備の固い広島が相手であっても言い訳はできない。選手のコンディションを見極め切れず、選考に問題があったと言わざるを得ない。
 
【チーム採点・寸評】
広島 6.5
先発メンバー6人を入れ替えるも、前線からのハードワークと最終ラインの押し上げ、全体をコンパクトにしてわずかなチャンスをものにした共通理解は見事だった。

【広島|採点・寸評】 
GK
1 林 卓人 6
ピンチらしいピンチは皆無。その中で集中力を保ち続け、周囲をコントロール。ベテラン力を発揮した。

DF
3 井林 章 6
高い位置に配置された松本を警戒し過ぎる余り、攻撃参加は少なかったが相手の良さを消した。

23 荒木隼人 6.5
最終ラインを見事に統率。高いラインを設定して、相手に付け入る隙もスペースも与えなかった。

19 佐々木翔 6.5
東が攻撃に専念できるようにカバーし、広大な左サイドのスペースを上下動で上手く埋めた。
 
MF
25 茶島雄介 6(72分OUT)
膠着状態を破る先制点の起点となった。アバウトな浮き球が結果OK、ドウグラスに選択肢を増やす時間を与えた。

44 ハイネル 5.5(63分OUT)
自分のミスは自分で取り返す自作自演を繰り返した。静かな試合で一人鼻息が荒かった。

30 柴﨑晃誠 6(80分OUT)
ボランチを組むハイネルの手綱を上手く捌きながら、試合を落ち着かせ、コントロールした。

24 東 俊希 6
両チーム通じて最初のシュートを放つ。37分、永井のクロスを頭で合わせるがバーに嫌われた。
 
MF
26 土肥航大 6
永井とともに前線からプレッシャーをかけ守備で貢献。追加点をアシストした柏にタイミングよくパスを供給した。

10 森島 司 6.5
65分のシュートはDFに当たったが、その5分後に2列目の飛び出しから貴重な先制点を決め、勝利を呼び込んだ。

FW 
20 永井 龍 5.5
シュートゼロに終わり63分に交代したが、序盤からペース配分することなく前線からボールを追い回した。
 
交代出場
MF
8 川辺 駿 6(63分IN)
ハイネルに代わりボランチに入ってからは守備だけでなく、ビルドアップの安定を図った。

MAN OF THE MATCH
FW
9 ドウグラス・ヴィエイラ 7(63分IN)
63分からピッチに立ち、大きな仕事をやってのけた。1得点・1アシスト。5試合で4得点、ハイペースで得点を積み重ね、好調をキープ。

MF
18 柏 好文 6.5(72分IN)
先発を予想した大分は運動量のある高山をマッチアップさせるはずだったが、ベンチにいることで相手の戦略を狂わした。

MF
29 浅野雄也 5.5(73分IN)
カウンター要員としてピッチに送られ、相手の警戒心を煽り、その役割を十分に果たした。

DF
2 野上結貴 ―(80分IN)
逃げ切りの場面で柴崎に代わりピッチに立つも、最終ラインではなくボランチで危険の芽を摘んだ。

監督
城福 浩 6.5
前回の対戦ではアディショナルタイムに逆転され、「いい勉強をさせてもらった」と復讐劇を忘れていなかった。チーム全体に戦う姿勢と集中力を植え付け、決定機さえ与えずクリーンシート。やられたら、やり返す。○返しだとは言わなかったが、敵将に「完敗」と言わしめた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

取材・文●柚野真也(フリーライター)

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