世間を大いに賑わせた騒動の渦中にいる大スターへの裁定が下された。

 周知の通り、発端となっているのは、現地時間9月13日に開催されたリーグ・アン第3節のパリ・サンジェルマン対マルセイユでの一幕だ。

 試合中から激しくいがみあってきた両軍が衝突した後半アディショナルタイムに、計5人の退場者が出るなかで、パリSGのネイマールとマルセイユのアルバロ・ゴンサレスがヒートアップ。試合後に前者が人種差別発言を投げかけられたことを訴えれば、後者も同性愛嫌悪発言を受けたと主張した。
 
 両者の対決は試合後も尾を引いた。とりわけネイマールは、マルセイユの日本代表DF酒井宏樹に対して、「クソ中国人!」と罵ったことが、スペイン・メディア『Cadena SER』の公開した動画などで明るみになり、最大で20試合の出場停止処分を下される可能性も指摘されていた。

 そうしたなかで、ついに問題に終止符が打たれた。英公共放送『BBC』をはじめとする複数メディアによれば、現地時間30日にリーグ・アンの懲戒委員会は、「処分を下すには証拠が少なすぎる」として、ネイマールとアルバロを咎めないとした。

 今回のフランス版クラシコで起きた騒動には人種差別の問題も絡んだため、大きな処分の可能性が指摘されてきた。それだけにリーグ・アン懲戒委員会の決断は、議論を呼び起こすことになりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部