オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの負傷による長期離脱というトラブルに見舞われているリバプールは、現地時間10月21日、2020-21シーズンのチャンピオンズ・リーグ初戦を迎える。

 対戦相手はオランダの雄アヤックスで、試合は敵地ヨハン・クライフ・アレナで行なわれる。日本代表の南野拓実も含めたリバプールの選手たちは、前日にチャーター機で移動し、無事にアムステルダム入りを果たした。

 そんななか、リバプールの専門情報メディアである『Liverool.com』のマーク・フェイクフィールド記者は、「タクミ・ミナミノはレッズでの十字路に到達しており、ユルゲン・クロップ監督は彼の活用法を見つけなければならい」と綴っている。

「リバプールは攻撃的なタレントに恵まれたチームだ。だが、最良の選択肢は何かと考えた場合、答えはいつも同じ。過去数年間、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネは世界のサッカー界で最も恐れられる前線として地位を確立してきた。だが、近年は彼らだけではない。すでにタクミ・ミナミノ、ディオゴ・ジョッタのような選手が、前線のトリオにかわる能力を備えている」

 そして、負傷者の影響や過密日程の関係で、今シーズンは多くの“控え”プレーヤーにチャンスが巡って来るだろうと予想。では、その機会はいつなのか。フェイクフィールド記者は「チャンピオンズ・リーグの舞台ほど良い時はないかもしれない。公平に考えれば絶好の機会であり、唯一のチャンスかも」と期待を寄せている。
 
「ミナミノの場合は、彼がファーストチームで先発レギュラーになることを期待されたシーズンだった。事実、カラバオカップやコミュニティシールドでは目を見張るようなパフォーマンスを見せたが、それは実現していない。ジョッタも加入直後ながら良いパフォーマンスを見せており、このふたりはチームにとって重要な存在になっていくだろう。

 クロップは栄光を掴むに至った4-3-3のフォーメーションを重用しているが、ミナミノ(中央が最適)やジョッタ(左サイドが適任)など、多才で複数の役割をこなせる選手を起用することは、リバプールがどのような布陣を組むか予測できないことを意味する」

 さらに、CL初戦のアヤックス戦で、4-2-3-1のような攻撃的なフォーメーションを採用し、両名を先発起用する可能性は「十分にある」としている。

「ファーストチームの端っこにいるとはいえ、彼らのクオリティーは申し分ない。特にミナミノとジョッタはプレミアリーグのほかのどのチーム、ビッグ6であっても、十分にプレーできる。先発11人から残りのメンバーへの“ドロップオフ”はかつてのような大きなギャップではなく、クロップはより幅広い選択肢が与えられているのだ」

 果たして南野に“絶好のチャンス”は巡って来るのだろうか。ファン・ダイクの離脱という守備の大きな穴を埋めるためのクロップ監督の手腕にも、注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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