現地時間11月28日に開催されたプレミアリーグ第10節で、南野拓実が所属するリバプールは、敵地でブライトンと対戦した。

 前節にレスター・シティとの上位対決を3-0と勝ち切ったリバプールは、公式戦での対戦で9連勝中と“お得意様”としているブライトンとの今節でスタメンも変更。蓄積疲労が懸念されたマネに代わって、南野を今シーズン初めて先発で抜擢。4-3-3の右インサイドハーフに配置された。

 リーグ戦での連勝を狙うリバプールは序盤から攻勢を強めるが、その気合が空回りしたのか、思うように支配ができない。18分には若手SBのN・ウィリアムスがPKを献上してしまったが、相手FWモペイのキックはゴール右隅へと外れて事なきを得る。

 相手エースのキックミスに救われたリバプールだが、その後もボールポゼッションこそするものの、思うようにブライトンの堅牢を打ち崩せない。そのなかでインサイドに配置された南野は、不慣れなポジションで積極的にボールを貰って攻撃に関与しようと奔走するも、決定的な役割を果たすことが出来ずにもどかしい時間を送る。

 苦しんでいたリバプールは、34分に相手の守備陣の一瞬の綻びを突いたサラーが、ゴールネットを揺らすも、VAR判定の協議の末にオフサイドとなって、先制点は取り消されてしまう。さらに41分には南野が果敢なミドルシュートを放ってゴールを脅かしたが、こちらは相手守護神ライアンの好守に阻まれる。
 
 スコアレスで迎えた後半、リバプールはPKを献上するなどミスが散見したN・ウィリアムスを下げて、ヘンダーソンを投入。これによって中盤に安定感が出たアウェーチームは、前半以上に相手を押し込む。

 主導権を握ったリバプールだが、コンパクトな陣形を保つブライトン守備陣に苦戦。膠着状態が続いたなかで、好調の点取り屋が牙城を崩す。60分、サラーからのパスを敵エリア内で受けたジョッタが、右方向へボールを持ちだしてから右足一閃。鋭いシュートはゴール左下隅へ突き刺さった。

 ポルトガル代表FWの今季5点目で均衡を破って勢いに乗ったリバプールは、その4分後にはミルナーの狙いすました縦パスに反応した南野が決定機を得るも、ここはエリア内で敵DFに惜しくもクリアされてしまった。

 先制してから危なげなく時間を進めたリバプールだったが、73分にミルナーがハムストリングを痛めて負傷交代。すでに“野戦病院”と化しているチームの台所事情をより厳しくしかねないアクシデントに見舞われた。

 その後もブライトンの反攻を凌いだリバプールは、83分にマネのゴールが再びVAR判定で取り消される不運にも動じずに時間を消費。しかし、レッズは試合終了間際に三度目のVAR判定に泣かされる。

 後半アディショナルタイム1分、自陣エリア内でボールを蹴り出したロバートソンが、相手FWウェルベックの足と接触。このプレーにVAR判定の末にPKとなり、グロスに同点ゴールを決められてしまったのだ。

 結局、試合は1-1で終了。試合終了後にクロップ監督が苦笑いを浮かべた通り、リバプールにとっては、悔しいドローゲームとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部