J2・愛媛FCは1月25日、MF渡邊一仁が現役を引退することを発表した。

 ボランチを主戦場に活躍した渡邊は、愛媛県出身の34歳。2009年に愛媛の下部組織にあたる愛媛しまなみFC(現・FC今治)からトップチームに昇格してプロキャリアをスタートさせると、新人ながら1年目から14試合に出場。持ち前のボール奪取能力の高さを生かし、アンカーとしてすぐさまレギュラーに定着した。

 その後は2015年からファジアーノ岡山、2018年からは横浜FCとJ2クラブを渡り歩き、昨季は古巣の愛媛に6年ぶりの復帰。リーグ戦28試合に出場し、守備では“ファイター”ぶりを存分に発揮したが、途中出場や途中交代が多く、チームのスタイルに思うようにハマることができなかった。これまで、J2で通算301試合・1得点を記録している。

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 渡邊はクラブの公式サイトにて、引退を決断した理由やファン、チーム関係者への感謝などを長文で綴っている。
 
「今日をもって引退することを決断しました。満了を告げられてから、選手生活が愛媛で始まり、愛媛で終わるという自分のストーリー的には、ここで引退した方がきれいなのかなと思う一方で、まだ動ける、戦えるという気持ちを押し殺すことができず、移籍先を模索していましたが、条件面など噛み合わず、決めることができないまま、ここまで長引かせてしまい、報告が遅くなってしまいました。すみません。

 私自身、12年間のキャリアを振り返ってみると、アマチュアから始まり、やはり辛いこと、悔しかったことの方が多く思い出されます。選手として、横浜で昇格を経験しながらもキャリアで一度もJ1のピッチに立つことができなかったことは、一番の心残りです。

 愛媛、岡山、横浜と各チームで未熟者の私を応援し、背中を押し続けてくれたサポーターの皆さんはもちろんのこと、今まで指導をしてくださった6人の監督をはじめとするチームスタッフの方々、ご協力をいただいたスポンサー各社の方々、ボランティアスタッフの方々。学生時代の友人。そして、カズさん、岩政さんや加地さんをはじめとする一緒に戦ってくれたチームメイトのみんな。本当に私のサッカー人生に関わってくれた人が一人でも欠けていたら、ここまで素晴らしいキャリアを積むことができませんでした。皆さんと一緒に戦えたこの12年間は、私の一生の財産になりました!!本当にありがとうございました!愛媛FC、ファジアーノ岡山、横浜FCのこれからの更なる発展、飛躍を願っています。

 これからのことは、また追々発表させてもらいますが、これからの渡邊一仁にも期待してください!そして、応援し続けてもらえるとありがたいです!夢のような幸せな時間をありがとうございました!またどこかで会いましょう!!(一部抜粋)」

 なお、3月7日に行なわれるホーム開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦にて、引退セレモニーが執り行なわれる予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部