国際サッカー連盟(FIFA)と国際プロサッカー選手会(FIFPro)は、選手の給与を保護する目的で、国際的な基金を共同で創設することを発表した。11日、イギリスメディア『BBC』が報じた。


 基金は『The FIFA Fund for Football Players(FIFA FFP)』と名付けられ、クラブからの給与未払いに苦しむ選手の支援を目的に、今年7月から開始する予定だ。


 FIFAは2022年まで、年間1230万ポンド(約17億4000万円)を基金に割り当てるという。また、2015年7月から2020年6月までの期間に給与未払いの影響を受けた選手に対しては、別途380万ポンド(約5億4000万円)が割り当てられるようだ。


 FIFAとFIFProは共同声明で「これらの補助金は選手に支払われる給与の全額をカバーすることはできないが、基金は重要な“セーフティ・ネット”を提供できる」と説明。FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、「私たちは、特にサッカーのコミュニティ内で困っている人たちに手を差し伸べるためにここにいる」と付け加えた。


 また、FIFProのフィリップ・ピア会長は、「過去5年間で20カ国の50を超えるプロクラブが消滅し、何百人ものサッカー選手が不確実性と困難に陥った。基金は、最も困っている選手や家族に貴重な支援を提供する。クラブの多くは未払いの給与の支払いを避けるために消滅し、すぐに新たなクラブとして復活する。FIFProはこの不謹慎な慣行に対して、長い間キャンペーンを行ってきた」と語り、新たな救済策に期待を寄せた。