Jリーグは27日に「2020年度 第3回臨時合同実行委員会」を実施。終了後にメディア向けWebブリーフィングを開催した。


 Jリーグからは「試合日程」「競技の公平性」「観戦環境対策」「財務対応」の各担当者が出席。今後の日程策定や昇降格などの議論についての進捗状況が示された。


 J3は4月25日、J2は5月2日、J1は5月9日と段階的に再開することを想定して動いているが、試合日程は現在調整中。各クラブなどにスタジアムの空き状況をヒアリングしており、3月中目途で回答を得て、4月8日を目安に可能な限りの延期試合の代替日程を発表する見通し。


 今後の社会情勢により、全試合を消化できない可能性もあるが、改めてJリーグ側から「各リーグで全試合の75%以上を消化していること」かつ「1クラブが50%以上の試合を消化していること」を今季の大会成立要件と示され、成立しない場合は順位決定や昇降格、賞金の支払い、各種表彰などがなくなる見込みだ。


 成立要件を満たした場合でも同一リーグ内のクラブ間で試合消化数にズレが生じる可能性もある。その場合の順位決定においては、例えば勝率を導入した場合に34試合全勝と17試合全勝は同じ勝率となるといった不公平も出るため、勝率やその他の方法を含めて決定方法は検討中となっている。


 また、リーグ戦での上位2クラブが自動昇格することと、J1参入プレーオフの今季中止も委員会で確認。自動昇格にはクラブライセンス制度も関わってくるが、上位カテゴリのライセンスを持たないクラブの昇格はなし。それに伴う3位以下クラブからの繰り上げ昇格もなしとなる。これらは全て、4月の理事会で承認されると正式決定になる。


 委員会の前日から当日にかけて、Jリーグとともに新型コロナウイルス対策連絡会議を開いているNPB(日本野球機構)の阪神タイガースから3選手の新型コロナウイルス陽性反応が出たが、Jリーグ側は各クラブと、感染の疑いがある人物が現れた際やPCR検査を受ける際、陽性反応が出た際の対応の基本手順は共有しつつ、選手名の公表や会見の有無などは各クラブの判断に委ねているとした。リーグは「37.5度以上が2日続いた」「PCR検査を受ける予定」「陽性反応が出た」「濃厚接触者の有無」があった場合、クラブからの連絡を求めており、現在そういった報告はないともコメントしている。


 Jリーグ側からは個人の健康を守ることが集団の健康、社会の健康を守ることにつながるため、わずかな体調悪化でも隠すことなく申し出てほしいことをクラブと共有しているとし、阪神の件を例とし、速やかな報告と初動対応などを参考にしていくとも話している。