現在サッカーメディアの中で流行している「ベストイレブン企画」。イギリスのサッカーサイト『Squawka』は、「右サイドバックだけで構成するベストイレブン」に続き、「左サイドバックだけで構成するベストイレブン」も発表している。


 選出対象は欧州5大リーグでプレーする左サイドバック。フォーメーションは、中盤がダイヤモンド型の「4−4−2」を採用している。今回も選出理由は明かされていないが、理に適った人選となっているので紹介しよう。


※カッコ内は(現所属クラブ/国籍)


▼GK

ダン・バーン(ブライトン/イングランド)


 198センチの長身を武器に、ブライトンで左サイドバックやセンターバックとして活躍するバーン。ユース時代にはGKとしてプレーしていた経験があるという。今は本職ではないものの、2メートル近い大男がゴールマウスに立っていれば、相手にプレッシャーを与えることはできるだろう。


▼DF

アンドリュー・ロバートソン(リヴァプール/スコットランド)

リュカ・エルナンデス(バイエルン/フランス)

ダヴィド・アラバ(バイエルン/オーストリア)

ホニー・オット(ウルヴァーハンプトン/スペイン)


 最終ラインには左からロバートソン、L・エルナンデス、アラバ、ホニーが並んだ。センターバックを務めるのはバイエルンの同僚2人。両者ともに左サイドバックを主戦場としながらも、センターバックとしても高いレベルのパフォーマンスを披露する。実際にピッチ上でコンビを組んだこともあるため、連係面に不安はない。


 そして彼らを差し置いて左サイドバックを任されたのは、ロバートソンだった。L・エルナンデスやアラバのように複数のポジションをこなすことはできないが、このポジションで彼以上の選手はなかなかいないだろう。高精度のクロスで多くのチャンスを演出してくれるはずだ。一方、右サイドバックにはホニーが入っている。左サイドを主戦場としている同選手だが、実は右利き。プロデビュー時には右サイドバックを務めていたため、普段とは逆サイドの起用でも違和感なくプレーできるはずだ。


▼MF

ジョルディ・アルバ(バルセロナ/スペイン)

ラファエル・ゲレイロ(ドルトムント/ポルトガル)

マルセロ(レアル・マドリード/ブラジル)

アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン/カナダ)


 ダイヤモンド型の中盤は、アンカーにゲレイロ。1列前の左にJ・アルバ、右にA・デイヴィスが入り、トップ下はマルセロが務める。


 ユーティリティ性が売りのゲレイロは、中盤でのプレー経験も豊富。思いきった攻め上がりを得意としているだけに、アンカーであっても味方とパス交換しながらゴール前へ飛び出していくシーンが見られるかもしれない。


 マルセロのトップ下起用は、このチームの肝だろう。サイドバックとは思えないほどの攻撃センスを持つのは周知のとおり。同胞のダニエウ・アウヴェスがサンパウロでトップ下として新境地を開拓したのと同じように、彼にも“はまり役”と言えそうだ。たびたび指摘される守備での貢献度の低さも、このポジションであれば問題にならないだろう。


 マルセロのスルーパスに、俊足の持ち主であるJ・アルバとA・デイヴィスが抜け出し、ゴールを決める――このチームなら、そんな得点シーンが想像できそうだ。


▼FW

マルコス・アロンソ(チェルシー/スペイン)

テオ・エルナンデス(ミラン/フランス)


 2トップを組むのは、M・アロンソとT・エルナンデスだ。M・アロンソは2016年夏のチェルシー加入以降、プレミアリーグで19得点を記録。マンチェスター・U、アーセナル、トッテナムを相手にゴールを奪うなど、ビッグゲームでの勝負強さも光る。


 今季からミランに加わったT・エルナンデスは、新天地で大ブレイク。すでにキャリアハイのリーグ戦5ゴールを挙げており、DFながらFWアンテ・レビッチ(6ゴール)に次ぐチーム2位の得点数を誇る。兄であるL・エルナンデスとのコンビプレーにも期待がかかる。


 なお両者ともに180センチを超えており、“高さ”も大きな特徴のひとつ。「右サイドバックだけのベストイレブン」で2トップを担うユーセフ・アタルとヘスス・ナバスはどちらも身長170センチ台であるため、地上戦以外に活路を見出すことは難しいが、M・アロンソとT・エルナンデスのペアなら空中戦も苦にしないはず。さまざまな攻撃パターンが考えられるのも、このチームの強みと言えるだろう。


 「右サイドバック・ベストイレブン」と「左サイドバック・ベストイレブン」が戦ったらどちらが勝つのか。また、他のポジションでベストイレブンを作成してみたら、どんなチームができあがるのか。こんな時だからこそ、いろいろな想像を膨らませてみてはいかがだろうか。


(記事/Footmedia)