U−18スロバキア代表監督を務めるスタニスラフ・マセク氏が、ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに関する逸話をスペイン紙『アス』電子版に語った。


 マセク氏は昨年8月、ザルツブルクのジェシー・マーシュ監督の下で1週間の指導者研修を行い、その時に当時、同クラブに所属していたハーランドと出会った。


「彼を見ただけで強烈なインパクトを受けた。まだ子供だったが、成熟したプロ選手のようにふるまっていたんだ。彼はサッカーにおける自分の目標をしっかり認識していた。難しい目標ではあるが、彼は私にこう言った。『目標達成のために急ぐ必要はない。時間をかけてじっくり成長していきたいと思っている』。そして彼は休むことなく努力を続けている。ザルツブルクに加入した頃はプロでの実績は皆無だったが、今では素晴らしいプレーヤーに成長している」


 マセク氏の滞在中、ハーランドは「ノルウェーに住む恋人に会うため」に一時帰国したが、「サッカーに集中しなければならないから」とすぐに戻ってきたという。また、マセク氏はハーランドの日々のトレーニングの一端も明かしている。


「彼は努力を怠らない。ザルツブルクでの研修中、誰もがそのことを私に教えてくれた。彼は成長を目指した個人のトレーニングに励んでいる。家では腕立て伏せ300回、腹筋1000回を日課にしているそうだ」


 今年3月、U−20ノルウェー代表とU−21スロバキア代表の国際親善試合が行われ、マセク氏はそこでハーランドのプレーを見たそうだが、その時に受けた衝撃についても次のように語っている。


「あの若さであのような個人プレーができる選手は見たことがない。ノルウェーが2−0で勝利し、ハーランドは1ゴールを決めただけだったが、そのプレーはとにかく並外れていた」


 そしてマレク氏は、ハーランド自身が「アイドル」と認めるスウェーデンの英雄と比較してこのように評した。


「ハーランドは現代のズラタン・イブラヒモヴィッチだ。そしてイブラヒモヴィッチよりも運動量が多く、スピードもある。プレーをコントロールし、プロサッカー選手として適切な振る舞いをするためのメンタルも備えている。とにかく着実に成長していってほしいと思っているよ」