新型コロナウイルスの影響は、2020−21シーズンにも影響を与えるかもしれない。プレミアリーグは来シーズンの試合を無観客状態で行う可能性を示唆しており、イギリス紙『BBC』は5日に「来シーズンが無観客開催となった場合に最も影響を受けるクラブ」を取り上げている。


 仮に来シーズン無観客で試合が開催されることになった場合、各クラブはチケット料やグッズ販売などのスタジアム収入を見込めなくなる。実際、イングランドサッカー協会(FA)の会長を務めるグレッグ・クラーク氏は、サポーターがすぐにスタジアムに戻るのは「難しい」と述べており、プレミアリーグが無観客で来シーズンを迎える可能性に言及している。


『BBC』は、“ビッグ6”と呼ばれているクラブ(アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・C、マンチェスター・U、トッテナム)の1試合開催時のスタジアム収入の合計は、2018−19シーズンで4億9,500万ポンド(約654億円)であり、これはプレミアリーグ全クラブの73パーセントに相当すると報じている。なかでも、マンチェスター・Uの本拠地『オールド・トラッフォード』はプレミアリーグ最大規模の収容人数と平均観客数を誇っており、2018年から2019年の間で1試合あたり400万ポンド(約5億円)以上の収入を生み出してきた。


 また、2018−19シーズンでクラブ総収入におけるスタジアム収入の割合が最も高かったのはアーセナルで、比率はクラブ総収入のほぼ4分の1に相当していたようだ。


 来シーズンは、スタジアム収入で潤ってきたビッグクラブの財政が厳しいものになるかもしれない。