8月1日から2日にかけて開催されたセリエA最終節を持って、2019−20シーズンの欧州4大リーグが閉幕した。統計サイト『Whoscored.com』が集計する様々なデータの中から、今回は2桁得点2桁アシストを達成した選手たちを紹介しよう。


 同サイトによると、今シーズンの欧州4大リーグで2桁得点2桁アシストを達成したのは、9選手。その内訳は、プレミアリーグとブンデスリーガが最多3名ずつ。リーガ・エスパニョーラが2名、そしてセリエAが1名だった。


※カッコ内は(所属クラブ/代表/年齢)


◆リオネル・メッシ(バルセロナ/アルゼンチン代表/33歳)

今季リーグ戦成績:33試合出場/25ゴール21アシスト


昨季に続いて、欧州4大リーグで最も多くのゴールを生み出したのはメッシだった。1シーズンで20ゴール20アシスト以上を記録するのは、リーガ・エスパニョーラ史上初めてのこと。今世紀の欧州5大リーグでは2002−03シーズンに当時アーセナルのティエリ・アンリがプレミアリーグで24ゴール20アシストを記録して以来、2人目の偉業達成となった。


◆ジェイドン・サンチョ(ドルトムント/イングランド代表/20歳)

今季リーグ戦成績:32試合出場/17ゴール16アシスト


2年連続で2桁得点2桁アシストを達成。しかも得点、アシスト共に自己ベストを更新し、ここ2シーズンで彼が生み出したゴールは「59」を数える。出場数が「64」なので、ほぼ1試合に1ゴールは絡んでいる計算だ。これでも、まだ20歳。来季はどこまで記録を伸ばすのか楽しみでならない。


◆ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C/ベルギー代表/29歳)

今季リーグ戦成績:35試合出場/13ゴール20アシスト


チームとしてはリーグ3連覇を逃したものの、アンリが保持していたプレミアのシーズン最多アシスト記録に並んだデ・ブライネ。味方へのお膳立てだけでなく、自らも13ゴールを奪い、プロデビュー以降での自己ベストを更新した。今季も100ゴール超えを達成したシティだが、その3割以上に絡んだ背番号17はキャリアの絶頂期を迎えている。


◆モハメド・サラー(リヴァプール/エジプト代表/28歳)

今季リーグ戦成績:34試合出場/19ゴール10アシスト


3シーズン連続のプレミア得点王こそ逃したものの、30年ぶりのリーグ優勝を達成。得点関与数はチーム最多の「29」を数え、リヴァプールのエースの名にふさわしい結果を残した。今年7月のアストン・ヴィラ戦では、プレミアリーグでのゴールとアシスト数の合計が「100」に到達。出場116試合での達成は、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏に次ぐ史上2番目の速さとなる。来季はプレミア100ゴール(現在73得点)が期待できそうだ。


◆ドメニコ・ベラルディ(サッスオーロ/イタリア代表/26歳)

今季リーグ戦成績:31試合出場/14ゴール10アシスト


セリエAでの2桁得点2桁アシストは、2014−15シーズン以来5年ぶり。26歳にしてクラブの歴代最多得点記録を保持するバンディエラが、華麗なる復活を遂げた。第2節のサンプドリア戦でハットトリックを達成して好スタートを切ると、中断明けも11試合で5得点5アシストを記録。1年間を通して高いパフォーマンスを披露した。今年の夏こそは、ステップアップが期待される。


◆セルジュ・ニャブリ(バイエルン/ドイツ代表/25歳)

今季リーグ戦成績:31試合出場/12ゴール10アシスト


今季はキャリア初の2ケタ得点2ケタアシストを記録するなど、飛躍の1年となった。CLでもグループステージのトッテナム戦で4ゴール1アシストと大暴れ。ゴール前でより決定的な仕事が出来るようになり、アリエン・ロッベンとフランク・リベリーの後継者として確かな地位を築いた。3冠を狙うバイエルンにおいて、これほど頼もしい男はいないだろう。


◆ソン・フンミン(トッテナム/韓国代表/28歳)

今季リーグ戦成績:30試合出場/11ゴール10アシスト


2010年のプロデビュー以降、リーグ戦では初の2ケタ得点2ケタアシストを達成。プレミアではアジア人選手初となる金字塔を打ち立てた。今季、ソン・フンミンがゴールを奪ったリーグ戦は無敗(8勝1分け)と、貢献度の高さはエースのハリー・ケインにも劣らない。第16節バーンリー戦で70mの独走弾を決めたあとには、名将ジョゼ・モウリーニョも元ブラジル代表FWロナウドを引き合いに出して、「彼はソナウドだ」と絶賛した。


◆ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ/スペイン代表/23歳)

今季リーグ戦成績:37試合出場/10ゴール11アシスト


レアル・ソシエダで10番を背負う若きアタッカーも、キャリア初の偉業を達成した。昨季と比べて得点数は減少(13→10)したものの、アシスト数が激増(2→11)。ラスト7試合で1ゴール5アシストを記録し、EL出場権獲得の原動力となった。メディアの見出しを飾った数ではチームメイトのマルティン・ウーデゴーア(4ゴール6アシスト)に劣るかもしれないが、チーム最多の37試合に出場するなど存在感は絶大だった。


◆アラサン・プレア(ボルシアMG/フランス代表/27歳)

今季リーグ戦成績:27試合出場/10ゴール10アシスト


2016−17シーズン以来となるCL出場を決めた名門クラブで攻撃の中心選手として活躍。同胞の後輩で“新相棒”となったマルクス・テュラムとのコンビが冴えわたり、フィニッシャーとしてもアシスト役としても機能した。母国の英雄、アンリが子どもの頃のヒーローだったという“背番号14”は、来年に延期されたユーロ2020のメンバー入りも狙う。


(記事/Footmedia)