ユヴェントスで強化部門の責任者を務めるファビオ・パラティチCFO(チーフ・フットボール・オフィサー)は、クラブに留まることになりそうだ。


 ユヴェントスは今季、セリエAで前人未到の9連覇を達成。しかし、7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でリヨン相手に敗退したことを受けて、8日にマウリツィオ・サッリ監督を解任した。イタリアメディア『スカイスポーツ』などは、パラティチSDもプロジェクト失敗の責任を取ってクラブを去る可能性があると報じていた。


 しかし、ユヴェントスの関係者はイタリア共同通信社『ANSA』に対して上記報道を否定。報道は「まったく根拠のないもの」であり、パラティチ氏が“老貴婦人”を去る可能性はほぼないという。


 現在48歳のパラティチ氏は現役引退後、2004年からサンプドリアでジュゼッペ・マロッタGD(ゼネラル・ディレクター)の部下としてスカウティング部門長を務め、ユヴェントスは2010年に両者を引き抜いた。ユヴェントスでパラティチ氏は、GD兼CEO(最高経営責任者)のマロッタ氏の腹心として、長年スポーツ・ディレクター(SD)を務めていた。


 しかし、2018年夏の移籍市場において、FWクリスティアーノ・ロナウドやDFレオナルド・ボヌッチの獲得といったオペレーションをパラティチ氏がほぼ単独で実行したことで、マロッタ氏との信頼関係に亀裂が生じる。同年9月、マロッタ氏はパラティチ氏やパヴェル・ネドヴェド副会長らに半ば追い出される形でユヴェントスを去り、同年12月にインテルのCEOに就任。一方、ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長は、パラティチ氏を強化部門の責任者に昇格させていた。