チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝が14日に行われ、バルセロナとバイエルンが対戦した。


 バルセロナはリーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、スーペルコパのタイトルを逃したが、CLでは13シーズン連続でベスト8進出。今季唯一の可能性を残しているタイトル獲得を目指す。対するバイエルンは2020年に入って無敗を誇り、現在18連勝中。今季すでにブンデスリーガ8連覇とDFBポカール2連覇を達成しており、7シーズンぶりの3冠を狙う。なお、新型コロナウイルスの影響によりCL準々決勝以降はポルトガルのリスボンで集中開催され、シングルレグの一発勝負で行われた。


 試合は立ち上がりから動いた。バイエルンは4分、左サイドを抜け出したイヴァン・ペリシッチがマイナスにクロス。トーマス・ミュラーがペナルティエリア前で受けると、ロベルト・レヴァンドフスキとのワンツーでエリア内に進入し、左足でゴール左隅に流し込んで先制点を挙げた。


 だが、バルセロナも7分、左サイドを飛び出したジョルディ・アルバが中央へ折り返すと、ダヴィド・アラバのオウンゴールを誘発し、試合は振り出しに戻った。追いついたバルセロナは9分にルイス・スアレス、20分にリオネル・メッシがそれぞれ決定機を迎えたが、どちらもGKマヌエル・ノイアーのセーブに阻まれた。


 バイセルンは22分、ペリシッチがセルジュ・ニャブリのパスでエリア左に抜け出し、フリーで左足シュートをゴール右隅に叩き込んで勝ち越しに成功。すると、勢いづいたバイエルンは28分、レオン・ゴレツカがダイレクトで浮き球パスをエリア内に送ると、抜け出したニャブリが右足で沈めて追加点。31分にはジョシュア・キミッヒが右サイドからクロスを送り、ニアに飛び込んだミュラーが合わせて4点目を奪った。


 3点ビハインドで折り返したバルセロナは57分、スアレスがペナルティエリア前でJ・アルバの折り返しを受けると、キックフェイントでDFをかわして左足シュート。これが決まり、望みをつなぐ1点を返した。


 しかしバイエルンは63分、左サイドのアルフォンソ・デイヴィスが華麗なステップと持ち前のスピードでネルソン・セメドをかわし、ゴール直前まで切り込んで決定的なパス。これをゴール前に走り込んだキミッヒが合わせてリードを3点に戻した。


 さらにバイエルンは82分、古巣戦のフィリペ・コウチーニョがエリア左からクロスを上げると、ゴール前フリーのレヴァンドフスキが頭で合わせて6点目。容赦ないバイエルンは、コウチーニョが85分と89分に立て続けにゴールを挙げて勝負あり。


 バイエルンがCL決勝トーナメントでは史上初の8ゴールを挙げて圧勝。2シーズンぶりのCLベスト4進出を果たし、2012−13シーズン以来となる2度目の3冠にまた一歩近づいた。一方、ベスト8敗退となったバルセロナは2007−08シーズン以来、12シーズンぶりの無冠が決まった。


 勝ち抜いたバイエルンは19日に行われる準決勝で、マンチェスター・C対リヨンの勝者と対戦する。 


【スコア】

バルセロナ 2−8 バイエルン


【得点者】

0−1 4分 トーマス・ミュラー(バイエルン)

1−1 7分 オウンゴール(ダヴィド・アラバ)(バルセロナ)

1−2 22分 イヴァン・ペリシッチ(バイエルン)

1−3 28分 セルジュ・ニャブリ(バイエルン)

1−4 31分 トーマス・ミュラー(バイエルン)

2−4 57分 ルイス・スアレス(バルセロナ)

2−5 63分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)

2−6 82分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)

2−7 85分 フィリペ・コウチーニョ(バイエルン)

2−8 89分 フィリペ・コウチーニョ(バイエルン)