◆■北海道コンサドーレ札幌 久々に口にした勝利の美酒をホームでも味わえるか


【プラス材料】

 16日に行われた、延期となっていた第12節・サガン鳥栖とのアウェイゲームに2−0で勝利。


 9試合未勝利で15位まで順位を落としていた状態だったが、この鳥栖戦はMF駒井善成の見事なミドルシュートをきっかけに、内容面も充実して完勝。チャンスも多く、一方でピンチもほとんどなく、10試合ぶりの勝利というのが信じられないほどに安定した戦いぶりを見せることができていた。「ひとつ勝てば流れは変わるはず」と指揮官をはじめ多くの選手が話していただけに、この勝利が自信となっていくはず。結果が最高の良薬になるのではないだろうか。


 同時にMF宮澤裕樹、MFルーカス・フェルナンデス、FWジェイら複数の主力を休ませての勝利という部分も大きいはずだ。


【マイナス材料】

 鳥栖の地からの移動も含めて中2日というスケジュールは厳しい。相手のガンバ大阪が中5日ということを考えると、間違いなくスケジュールのところはマイナス材料だ。第12節の鳥栖戦も前節の浦和レッズ戦から中2日で戦ったことを考えると、チーム全体の疲労度は高くなっているはず。


 加えて、気温が低下気味の9月の北海道コンサドーレ札幌ホームの試合。まだ暑さの残る大阪の地から移動して戦うG大阪にとっては好コンディションとなるだろう。


 10試合ぶりの勝利を挙げたタイミングではあるが、日程、さらにコンディションの部分では分が悪いと言うしかない。


文:totoONE編集部


◆■ガンバ大阪 攻守両面で課題が山積み。ベテランMFのスタメン起用で現状打破へ


【プラス材料】

 流れが悪い。9月に入って初戦のベガルタ仙台戦こそ勝利したものの、あとが続かず2連敗。


 前節の湘南ベルマーレ戦は重く感じられていた3バックの1枚にDF髙尾瑠を据えたことでビルドアップがスムーズになり、攻撃に厚みが見られたが、攻撃的な顔ぶれを揃えるガンバ大阪だからこそ、ここ2試合無得点で終わっているのはいただけない。前節はMF遠藤保仁が途中出場でピッチに立ってからボールの回りを含めて攻撃に変化が見られたと考えても、そろそろ先発への抜擢がありそうか。


 システムは両サイドを含めて先発に予想した選手が特長をスムーズに発揮できること、宮本恒靖監督が最近は3バックと4バックの2つのシステムの併用を示唆していることを踏まえて4バックを予想。昨季も夏を越えてから勢いが出始めただけに、ここからの加速を期待したい。


【マイナス材料】

 8月以降、目についてきた守備の脆さだけでなく、ここ2試合は得点も取れていない。試合によって課題はそれぞれ微妙に異なるとはいえ、いずれも「守るのか、攻めるのか」が明確になっていないことが戦いを苦しくしていた印象だ。


 前節の湘南戦はそこに手を打つべく髙尾を先発させたとはいえ、この先も宮本監督がこだわりを見せる“前線からのハイプレス”を継続するのであれば、そこと選手の特徴的にどうしても後ろに重くなってしまう守備にどう折り合いをつけるのかは明確にすべきだろう。


 第15節の柏レイソル戦後に遠藤が話した「攻撃に特化した選手が多い中で、攻撃を全面的に出す戦い方をするのか、もしくは、しっかりと守備をして失点を極力減らしながらチャンスをモノにしていくのかを明確にする必要がある」という言葉は、言い得て妙だった。


文:totoONE編集部