◆■大分トリニータ 2週間のインターバルで課題をどこまで修正できたか


【プラス材料】

 第23節のガンバ大阪戦(0●1)を終えてから、今節まで約2週間の準備期間があった。連戦に出続けた選手や出場機会に恵まれない選手などコンディションがバラバラだったものの、この期間で全選手がリセットできたことは大きい。選手選考の選択肢が大きく増えたことは確かだ。


 コンディション不良で長期の調整を強いられていたMF小林裕紀が全体練習に合流。ボランチは他のポジションに比べて選手層が薄かっただけに朗報だ。新型コロナウイルスの影響でJクラブとの練習試合を行うのは難しいが、紅白戦で徐々に強度を上げ、トップコンディションに持っていきたいところ。


【マイナス材料】

 前節のG大阪戦は決定機の数で相手を上回りながら無得点に終わった。決定力不足はリーグ戦終盤になっても改善できずにいる。他のクラブのように勝負どころや強度が必要な時に、外国籍選手が投入できず、ギアを上げることができない。先制されると尻すぼみになる傾向もある。


 もうひとつの課題であるセットプレーからの失点も修正できていない。今節対戦する浦和レッズは直近の2試合で大量得点を記録しており、複数失点するようであれば勝利の確率は格段に落ちる。優位性を保つために先制点を奪えなければ、タレントの多い浦和を相手に逆転は無理難題となる。


文:totoONE編集部


◆■浦和レッズ 4試合不敗の原動力となっている中盤の出来がカギを握る


【プラス材料】

 第23節・ベガルタ仙台戦、前節・セレッソ大阪戦と2連勝を飾って敵地に乗り込むという点で、チームは今季でも有数の勢いがある状態と言える。MF宇賀神友弥の出場停止が明けてメンバー選考にも制限がない。


 C大阪戦で宇賀神に代わって起用されたDF山中亮輔が1ゴールの活躍。これまでの大槻毅監督の起用傾向を見れば、継続して山中がスタメンに入る可能性が高そうだ。一方で、ここ3試合で2つのミスによる失点に絡んだDF岩波拓也の位置には、DFトーマス・デンが起用される可能性もある。


 今季はアウェイゲームで7勝と、ホームゲームの成績(4勝)を上回る。今季初の3連勝を飾るチャンスが十分あると言えるだろう。


【マイナス材料】

 前回、ホームで対戦した際は2−1で勝利したものの、内容的には敗戦しても何ら不思議ではなかった。ボール保持率が低いことは問題のない今季の浦和レッズだが、前回対戦はボールを持たせているのではなく、単純にボールを持たれていた。


 大分トリニータは3バックが予想され、かみ合わないシステムを相手にどれだけプレッシングが機能するかがポイントになる。中盤でのボール奪取がここ4試合の負けなしに大きく寄与しているだけに、自陣の深い位置で攻撃がスタートする展開が続くようだと、ビルドアップの質が決して高くない部分が顔を出すかもしれない。


 昨季のアウェイゲームは0−2の完敗だっただけに、その再現となることだけは避けたいところだ。


文:totoONE編集部