◆■ガンバ大阪 12試合無敗を支えた堅守が崩壊。勝ちパターンを取り戻せるか


【プラス材料】

 前節・川崎フロンターレ戦の黒星で川崎Fの優勝が決まり、「2位に食い込むことが残すところでは最善の目標」と宮本恒靖監督。そのためにもショッキングな敗戦からすぐに立ち直れるかが、まずもってのカギになりそうだ。


 そのうえ、今季最多の5失点を喫した守備の立て直しは急務。第17節・北海道コンサドーレ札幌戦以降“12試合負けなし”の際は多くても1失点にとどめてきた守備が、第27節・ベガルタ仙台戦で4失点、川崎F戦で5失点と大量失点しているのも気になる。FW宇佐美貴史の「今年はゼロで粘る展開が自分たちの勝ちパターン。焦れずに粘り強く戦えるかが大事」という言葉に照らし合わせても、その強みを取り戻せるかも明暗を分けるポイントになるだろう。


 アウェイでの対戦時に2ゴールを挙げ、サガン鳥栖戦での相性の良さを見せつけたFW渡邉千真が意地を見せるか。


【マイナス材料】

 ここに来てケガでの離脱が止まらない。MF井手口陽介に続き、第28節・浦和レッズ戦の前半途中に退いたMF小野瀬康介も前節・川崎F戦は欠場となった。DF三浦弦太は直近のJ3の試合に45分間出場しており復帰間近と見ているが、他の選手の復帰時期は不透明。井手口と小野瀬は今季の出場時間でチーム上位5名に入る主力ゆえ、ダメージは大きい。


 そうしたチーム状況から川崎F戦では今季加入のFW川﨑修平、FW唐山翔自、FW塚元大らルーキーも途中からピッチに立ったが、川崎F相手に迫力不足は否めなかった。今季は5人の交代枠が後半のギアを上げるうえで力になってきたと考えても、そのあたりの選手のやりくりにも宮本監督は頭を悩ませているはず。フレッシュなヒーローの台頭を期待したいところだ。


文:totoONE編集部


◆■サガン鳥栖 仕上げの部分を改善できれば上位チームと互角に戦える可能性も


【プラス材料】

 10月14日に行われた第22節の鹿島アントラーズ戦(0●2)以降、相手よりもシュート数が上回る試合が続いている。その間の成績は2勝5分2敗と、攻撃だけは好調だが結果が伴わない。ポジティブに考えれば、攻撃に関してはこのままでもいいのかもしれない。あとはゴールネットを揺らすだけ……。


 その鹿島戦は9本ずつのイーブンの試合だったが、立ち上がりと終盤にゴールを許してしまった。相手にシュート数で圧倒的に上回られたのは3試合遡った第20節のサンフレッチェ広島戦(サガン鳥栖が4本、広島が14本)となるため、少なくとも10試合は相手よりもシュートを放っている。


 その中心にいるのがチームトップスコアラーのFW林大地。前節のベガルタ仙台戦も惜しいシュートを打ち続けた。相手の好守に阻まれたものの、好調を維持している。


【マイナス材料】

 いくらシュートを放っても、ゴールネットを揺らさなければ得点とはならない。GK朴一圭が加入して高いディフェンスラインが取れ出したことで、さらに攻撃力が増したように見える。それだけに、決定力のなさが悔やまれる。


 DFエドゥアルドは「最後の質が足りなかった」と前節の仙台戦後に振り返った。彼だけではなく、全選手、スタッフ、応援しているサポーターも感じていることであろう。これは前節だけでなく、今季をとおして言えることだ。


 上位チームと比べると、その決定力の差はいかんともしがたい。決定力が低いのであれば、さらにシュートの本数を増やすしかない。ラストパスの精度も含め、チーム全体で取り組まねばならないマイナス要素と言える。


文:totoONE編集部