【ライターコラムfrom福岡】J1昇格後を見据えた補強…韓国から来た19歳のホープ、ウォン・ドゥジェ

【ライターコラムfrom福岡】J1昇格後を見据えた補強…韓国から来た19歳のホープ、ウォン・ドゥジェ

 韓国・漢陽大を休学して6月末に来日し、7月29日の明治安田生命J2リーグ第25節にアビスパ福岡の選手としてプロデビューした韓国人プレーヤーがいる。19歳のDFウォン・ドゥジェだ。来日間もない19歳の先発デビューには、驚いた福岡サポーターも多かっただろう。


 この日はボランチでの起用となり、チームはモンテディオ山形に2−0で勝利。試合後に井原正巳監督は「練習で彼の存在感を他のメンバーも認め出していたところ(での起用)で、センターバックとボランチの両方をこなせる強さ、スピード、あとはボールをしっかり配ることができるので、最終ラインの一つ前、ボランチで能力を発揮してもらおうと(起用した)。攻守においてしっかりと仕事をしてくれた」とウォンの起用理由と評価を語った。


 身長は187cmと高さがあり、対人プレーの強さもある。福岡の最終ラインを統率するDF岩下敬輔も「後ろ(センターバック)が競る一つ前で、はじき返してくれる」とウォンの強さを認める。その翌週の第26節FC町田ゼルビア戦もウォンはボランチで先発出場し、チームは1−0で連勝を飾った。


「早くプロになりたい思いが強かった。海外でプレーしたいという思いもあり、環境の良いJリーグのチームで自分の力を試したいと思って(大学を休学して)福岡に来ることを決断した」とウォン。大学時代は1年生のときにFWを経験し、U−19韓国代表にもFWとして選出されたが、その後はセンターバックとボランチとして漢陽大で活躍していた。自身の持ち味を「高さや強さもだが、ビルドアップのときのサイドチェンジなども自信を持っている」と話す。


 その点については、現地で2試合を視察し、獲得に動いた鈴木健仁強化部長もこう話す。


「まずはセンターバックもボランチもできるということ。その中で、ボールを動かす足元の技術の高さ、視野の広さにレベルの高さを感じた。すぐに(日本で)試合に出られると思いました。ただ、その2試合を見る限りでは、強さや激しさの部分はどれだけできるか……。といった印象でした。まだまだ伸びしろもあり、楽しみな選手」


 さらに鈴木強化部長は、「(Jリーグの)シーズン終了まで待っていたら、獲得が難しくなるという判断から7月獲得に動いた」ことも明かしてくれた。それだけの逸材ということだ。


 J1昇格をミッションとする福岡は、現在J2リーグで自動昇格圏内2位につける。今季14得点(得点ランキング2位タイ)のFWウェリントンが中心のチームだが、それだけではJ1で戦い抜けないことを昨季、思い知らされた。再びJ1で戦うことを踏まえて、中盤あるいは最終ラインでビルドアップに関わることのできる選手を補強したということだろう。


 19歳とは思えない、落ち着きのある選手。将来的には欧州でのプレーも視野に入れつつ「アビスパでしっかりと成長し、チームのために頑張りたい」と見据える。


文=新甫條利子

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